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このディスク2023(国内編)My Pick 2023No. 309

#02 『渋谷毅&仲野麻紀/アマドコロ摘んだ春』

text by Kenny Inaoka 稲岡邦彌

自らが制作に関わったアルバムをピックアップするのはいささか気が引けるので、第三者の評を引いておきたい。アルバムの音源となった伊香保の「ワールド・ジャズ・ミュージアム」での両者の初顔合わせの工藤遥のライヴ・レポートと齊藤聡、高橋正廣のCDレヴューである。

工藤遥ライブ・レポート
https://jazztokyo.org/reviews/live-report/post-80666/
齊藤聡CDレヴュー
https://jazztokyo.org/reviews/cd-dvd-review/post-87626/
高橋正廣
https://jazztokyo.org/reviews/cd-dvd-review/post-87540/

筆者は、両者の伊香保でのデュオ・ライヴのフライヤーにキャッチコピーとして、「日本のエスプリとフランスのエスプリが出会うひととき」と書いた。本来記録用として録音された音源がフランスに渡り、ブルターニュとパリでのミキシングとマスタリングを経て初めてエスプリの出会いが実現したと思っている。

稲岡邦彌

稲岡邦彌 Kenny Inaoka 兵庫県伊丹市生まれ。1967年早大政経卒。2004年創刊以来Jazz Tokyo編集長。音楽プロデューサーとして「Nadja 21」レーベル主宰。著書に『新版 ECMの真実』(カンパニー社)、編著に『増補改訂版 ECM catalog』(東京キララ社)『及川公生のサウンド・レシピ』(ユニコム)、共著に『ジャズCDの名盤』(文春新書)。2021年度「日本ジャズ音楽協会」会長賞受賞。

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