[TV/FM] 10/3チック・コリア&小曽根真 尾高忠明 N響 モーツァルト10/7小曽根真とピアノの魅力 10/11アラン・ギルバート 小曽根真 読響 ラフマニノフ、ペッテション
Text by Hideo Kanno 神野秀雄
ボーダーレスに世界で活躍するピアニスト小曽根 真を中心に、2021年10月、NHKの番組放送予定を紹介したい。2021年7月のアラン・ギルバート指揮 都響とのラフマニノフ<ピアノ協奏曲 第2番>とペッテション<交響曲 第7番>(オケのみ)、清塚信也のクラシックTV「小曽根 真とピアノの魅力」は初の放送。尾高忠明指揮、チック・コリアとのモーツァルト<2台のピアノのための協奏曲>は何度か放送されてきた。10月のNHKクラシック番組はピアノに強くフォーカスする。
クラシック音楽館
2021年10月3日(日) 21:00〜23:00 NHK-E
「NHK交響楽団 第1835回 定期公演 Aプログラム」(22:16頃より)
チック・コリア、小曽根真:ピアノ、尾高忠明:指揮
モーツァルト:2台のピアノのための協奏曲 変ホ長調 K.365
Wolfgang Amadeus Mozart: 10. Klavierkonzert in Es-Dur, KV 365
I. Allegro
III. Rondo, allegro
(※なお、第2楽章はAndante)
2016年5月14日NHKホールで収録
2021年2月9日に79歳で急逝したチック・コリア(「60年間の音楽の旅」を参照)と、小曽根真により、2016年5月7日〜29日に「チック・コリア&小曽根真 ピアノデュオ プレイズ・アコースティック Japan Tour in 2016」が行われ、その記録が2021年8月25日に『Chick Corea & Makoto Ozone / Resonance』としてリリースされた。その間の2016年5月14日〜15日に尾高忠明指揮のNHK交響楽団とともに演奏したモーツァルト<2台のピアノのための協奏曲>から第1楽章と第3楽章が放映される。アンコールでは、チック・コリア<スペイン>がピアノデュオで。この他、武満 徹<波の盆>、エルガー<変奏曲 謎(エニグマ)> が演奏された。
クラシックTV
「小曽根 真とピアノの魅力」
2021年10月7日(木) 22:00〜22:30 NHK-E
2021年10月14日(木) 10:25〜10:55 NHK-E (予定)
ゲスト:小曽根 真 司会:清塚信也、鈴木愛理
ジャズ、クラシックのジャンルを超え世界で活躍するピアニスト小曽根 真をゲストに迎えたピアノ特集。スタジオに、ピアノ、チェンバロ、ハモンド・オルガン、フェンダー・ローズ・ピアノなど、さまざまな鍵盤楽器を集めて、音の鳴る仕組みや鍵盤楽器の進化を説明し、ピアノは何が凄いのかを解き明かす。バッハ、ショパンからエルトン・ジョン、坂本龍一まで、ピアノと音楽の歴史を辿る。
バッハ:イギリス組曲 第3番
チャーリー・パーカー: Now’s the Time
ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 第18変奏 (小曽根 真ver.)
ベスト・オブ・クラシック
「東京都交響楽団 第931回定期演奏会 Bシリーズ」
2021年10月11日(日) 19:30〜21:10 NHK-FM
アラン・ギルバート Alan Gibert, Conductor
小曽根 真 Makoto Ozone, Piano
ペッテション:交響曲 第7番
Pettersson: Symphony No.7 (1967)
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 作品18
Rachmaninoff: Piano Concerto No.2 in C minor, op.18
Ⅰ Moderato
Ⅱ Adagio sostenuto
Ⅲ Allegro scherzando
(2021年7月1日 東京・サントリーホールで収録)
番組案内役:田中奈緒子
小曽根 真の2021年のピアノ協奏曲における挑戦が、ラフマニノフ<ピアノ協奏曲 第2番>。最初が、2021年4月11日の広上淳一指揮、京都市交響楽団。アラン・ギルバートと小曽根はニューヨーク・フィルでたびたび共演し信頼と親交を築き、アランは2018年4月に東京都交響楽団の首席客演指揮者に就任している。グスタフ・アラン・ペッテション(1911年〜1980年)は、スウェーデン出身の作曲家。2021年7月1日のサントリーホールでも素晴らしい演奏を聴かせた。