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及川公生の聴きどころチェックNo. 274

#641 『Sabu Toyozumi / Chasing the Sun』
『豊住芳三郎/太陽を追う』

text by Kimio Oikawa 及川公生

ChapChap  CPCD-018

Sabu Toyozumi 豊住芳三郎(dums, erhu二胡)
Rick Countryman リック・カントリーマン(alto-sax)
Simon Tan サイモン・タン(bass)

1.Outside the Context 5:45
2.Chasing the Sun 15:06
3.Impermanence: Beginning 4:12
4.Impermanence: Conclusion 3:52
5.No Social Relevance 15:58
6.Not My Enemy 7:45

Recorded December 2018 live in the Philippines
Engineer: Alvin Cornista
Produced by Sabu Toyozumi & Takeo Suetomi
Executive producer: Rick Countryman


透明感あふれる音源。ベース音像がオンマイク。センターに響き、かぶるようにドラムのエッジが鋭く鳴る。シンバルが気持ちいい。場内の響きに乗ってアルトの音像がセンターに濃厚に現れる。アルトの近接マイキングが効いていて、エネルギーを浴びる聴き応え。フイリッピン録音の効果か。


*CDレヴュー(金野Onnyk吉晃)
https://jazztokyo.org/reviews/cd-dvd-review/post-48807/

及川公生

及川公生 Kimio Oikawa 1936年福岡県生まれ。FM東海(現 東京FM)技術部を経て独立。大阪万国博・鉄鋼館の音響技術や世界歌謡祭、ねむ・ジャズ・イン等のSRを担当。1976年以降ジャズ録音に専念し現在に至る。2003年度日本音響家協会賞受賞。東京芸術大学、洗足学園音楽大学非常勤講師を経て、現在、音響芸術専門学校非常勤講師。AES会員。

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