#662 『高樹レイ/Live! in Jazz 2004』
text by Kimio Oikawa 及川公生
高樹レイ(vo)
久保田浩(p)
池田芳夫(b)
古地克成(ds)
ボーカルの音像が勢いを感じさせ、ライブの音場を堪能する。スタジオ録音では得られないボーカルの音質に、聴きどころがある。ピアノ、ベース、ドラム、このバランスも見事で重厚なベースが特に感触がいい。ピアノの音像の作り方もライブの響きだ。同じようにボーカルの音像の輪郭に、ライブスペースの贅沢まで響きを感じさせている。録音当日のスペース内の響きを瞬間に取り込んだボーカルが録音を引き立てたと思う。
高樹レイ