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及川公生の聴きどころチェックNo. 279

#674『Wandering The Sound Quintet / What is …』
『ウォンダリング・ザ・サウンド・クゥインテット /ホワット・イズ...?』

text by Kimio Oikawa 及川公生

Not Two (Poland) MW-1017-2(輸入盤)

Satoko Fujii – piano
Guillermo Gregorio – clarinet
Natsuki Tamura – trumpet
Rafal Mazur – acoustic bass guitar
Ramon Lopez – drums

1. …Sound 44:08
2. …Wind 11:54
3. …Mind 8:28
All music spontaneously improvised by Fujii, Gregorio, Tamura, Mazur and Lopez

Live recording relized at the Krakow Jazz Autumn Festival 2019 in Alchemia club in Krakow
Recorded, mixed and mastered by Rafal Drewniany, DTS Studio
Cover paint by Ramon Lopez
Design by Malgorzata Lipinska


ポーランドのNot Two レコードからリリース。サウンドににじみ出ているサウンド。ピアノの鮮明さ、さらにトランペットの直結サウンド。これまでとは音像の立て方が違う。芯のあるオンマイクだったり、サウンド空間の鮮明さでエンジニアが遊んでいる。リサージュ波形に面白い定位が展開。ピアノ定位に逆らうようなドラムの定位。

Sound  Wind  Mind  って、そうなのかな?。クラリネットの重厚な上手い録り方が放って置けない。

及川公生

及川公生 Kimio Oikawa 1936年福岡県生まれ。FM東海(現 東京FM)技術部を経て独立。大阪万国博・鉄鋼館の音響技術や世界歌謡祭、ねむ・ジャズ・イン等のSRを担当。1976年以降ジャズ録音に専念し現在に至る。2003年度日本音響家協会賞受賞。東京芸術大学、洗足学園音楽大学非常勤講師を経て、現在、音響芸術専門学校非常勤講師。AES会員。

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