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R.I.P. 鈴木勲No. 289

鈴木勲氏(オマさん) by 加藤一平

Text by Ippei Kato 加藤一平

出会った最初から、最後の最後まで、お洒落で格好いい人でした。
頻繁に掛かってきていたオマさんからの電話も、もう掛かってこないんですね、寂しいです。

沢山の演奏家がオマさんのもとで学んでいかれたのだと思います。
その都度オマさんにオマ魂を注入されていって、そのひとりひとりがオマさんの作品と言っても言い過ぎではないんじゃないでしょうか?
言い過ぎかな?人によるのか。
でもそのくらい強力なインパクトと影響力は間違いなくあったと思っています。

愛嬌があって、関わった瞬間からもう他人とは思えないような磁場に巻き込まれていって、気付いたら心の隅にいつも存在感を発揮していて。
音楽人生全部を通して新しい表現を探し続けて、失敗を怖がらずに勇気を出して挑戦していって。
そこに惚れました。

人間らしくて魅力的で、大好きでした。

ありがとうございました。




鈴木勲 OMA SOUND – すみだストリートジャズフェスティバル 2013


加藤一平 Ippei Kato ギタリスト
1982年 東京生まれ。私立自由の森学園中学・高校卒 専門学校ESPミュージカルアカデミー・ギタークラフト科卒。20歳の時にギターを始める。 独学。 都内各所のセッションで腕を磨く。 23歳の時NYに半年滞在。ジャムセッション、ライブにて腕を磨く。 現在の主な活動は、自分のリーダーバンド 『鳴らした場合』 加藤一平(guitar) Yuki Kaneko(electronics、tape、toys) 村田直哉(turntable) を中心に置きつつ……、「鈴木勲OMA SOUND」「日野皓正クインテット」「渋さ知らズ」 「Fuwa Works(from 渋さ知らズ)」「nouon」など、多数のライブ・レコーディング・サポートメンバーとして東京都内近郊を中心に活動中。海外、日本各地のツアー・ホールコンサート・フェス出演も多数。

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