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Jazz and Far Beyond

Antonio Carlos Jobim

CD/DVD Disksヒロ・ホンシュクの楽曲解説No. 322

ヒロ・ホンシュクの楽曲解説 #111 Renee Rosnes<Estórias da floresta>

ロン・カーターのピアニストとして活躍するリニー・ロスネスがブラジル愛のアルバムを発表した。ゲストはエドゥ・ロボ、ジョイス、マウシャ・アジネ、シコ・ピニェイロ。意外にもハマったミルトン・ナシメントの<Estórias da floresta>のアレンジの解説を試みた。

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ヒロ・ホンシュクの楽曲解説No. 318

ヒロ・ホンシュクの楽曲解説 #107 R.I.P. Sérgio Mendes <Mas que nada>

セルジオ・メンデスがコロナの後遺症から他界してしまった。彼がブラジル音楽の存在を世界に知らしめたと言っても過言ではないと思う。だが、彼は最も誤解され、正しく評価されなかったアーティストであった。少しでも彼の評価の助けにならないか、と解説を試みた。

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ヒロ・ホンシュクの楽曲解説No. 304

ヒロ・ホンシュクの楽曲解説 #93 Chris Potter<Got The Keys To The Kingdom>

お気に入りのChris Potter(クリス・ポッター)の、待望のVillage Vanguard(ヴィレッジ・ヴァンガード)のライブ録音三作目が出た。選曲といい、それぞれの曲の料理方法といい、バンドの完成度といい、全てが素晴らしい出来なのだが、なんと言ってもポッターの演奏の進化ぶりに驚いた。実直な会社員風の、アーティスト然としていない彼のインタビューをネットから拾って、彼の音楽の解説を試みた。

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ヒロ・ホンシュクの楽曲解説R.I.P. ジョアン・ジルベルトNo. 256

ヒロ・ホンシュクの楽曲解説 #45 João Gilberto <Chega de Saudade>

ボサノバの生みの親と言われるジョアン・ジルベルトが他界した。一つの時代の終幕である。自作曲を多く残したわけでもないジョアンがどうしてこうまで歴史に名を残したのか、その謎の解明に挑戦。同時に歴史上最初のボサノバ曲と言われる、アントニオ・カルロス・ジョビンの名曲<Chega de saudade>を楽曲解説。

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CD/DVD DisksNo. 228

#1395『ヒグチケイコ+神田晋一郎/passing and longing and there is only a trace left 過ぎしも愛しもただ跡だけが残り』(2017:Ftarri)

成熟が内包するスリルと、決して飼い慣らされぬ気高さ。移ろう一瞬が遺す残像の数々に絡めとられつつ、「うた」が志向する極北のエレガンスが味わえる。It is purely the thrill contained in maturity and an untamed noble dignity. Captured by the numerous residual images left by each fleeting moment, the listener can only enjoy the ultimate elegance that the “songs” and performers aspire to achieve.

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