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[配信] 6/15-18 ブルーノート東京
〜石若駿Answer to Remember、POLYPLUS、オルケスタ・デ・ラ・ルス

ブルーノート東京は、6月13日、約3ヵ月のお休みを経てライブ配信から再始動した。以下のように日本を代表するミュージシャン、グループがラインナップされ、6月18日まではライブ配信、6月20日〜21日の小曽根真から観覧&配信が始まり、菊地成孔、寺井尚子と続いて、その後は現在のところ、観覧のみを予定している。COVID-19の厳しい状況が続く中、ブルーノート東京の存続はジャズの将来への大きな鍵であり、配信を楽しみ、それを観ることで支援して行きたい。

6月13日(土) Blue Note Tokyo All-Star Jazz Orchestra directed by Eric Miyashiro (JAZZ TOKYO記事)
6月14日(日) SOIL&”PIMP”SESSIONS (JAZZ TOKYO記事)
6月15日(月) 石若駿 Answer to Remember
6月16日(火) POLYPLUS
6月18日(木) オルケスタ・デ・ラ・ルス
6月20日(土) 小曽根真 Solo & with friends 〜五十嵐一生、佐藤潤一 (観覧&配信) (JAZZ TOKYO記事)
6月21日(日) 小曽根真 Solo & with friends 〜中川英二郎、RIO (観覧&配信) (JAZZ TOKYO記事)
6月27日(金) 菊地成孔”Sings, Plays & Scats” (観覧&配信)
7月3日(金)〜4日(土) 寺井尚子カルテット “ザ・プレシャス・ナイト 2020” at ブルーノート東京 (観覧&配信)

本記事では、石若駿Answer to Remember、POLYPLUS、オルケスタ・デ・ラ・ルスを紹介したい。小曽根真、BNTASJO、SOIL&”PIMP”SESSIONSについては別記事で紹介した。


ANSWER TO REMEMBER Live at Blue Note Tokyo ~無観客でもよろしくワッツアップ~
2020年6月15日(月) 20:00 無観客ライヴ有料配信
※アーカイブ配信視聴期間:6月18日(木) 23:00まで

石若駿(ドラムス) Shun Ishiwaka(ds)
MELRAW(サックス) MELRAW(sax)
佐瀬悠輔(トランペット) Yusuke Sase(tp)
海堀弘太(ピアノ、キーボード) Kota Kaihori(p,key)
中島朱葉(サックス) Akiha Nakashima(sax)
トモキ・サンダース(サックス) Tomoki Sanders(sax)
トニー・サッグス(ピアノ、キーボード) Tony Suggs(p,key)
若井優也(ピアノ) Yuya Wakai(p)
マーティ・ホロベック(ベース) Marty Holoubek(b)
新井和輝(ベース) Kazuki Arai(b)
Guest:
黒田卓也(トランペット)Takuya Kuroda(tp)
ermhoi(ヴォーカル vo)
Jua(ラップ rap)

石若駿は、1992年、北海道の音楽的な家庭に生まれ、4歳から太鼓で遊び始め、札幌ジュニアジャズスクールでハービー・ハンコック、日野皓正らと出会う。東京藝術大学打楽器専攻を首席卒業するが、在学時から幅広いジャンルで活躍し、現在最も多忙なドラマーの1人であり、多様過ぎる音楽のプロデュースも行う。同世代の才能たちと組むエクスペリメンタル・ミュージック・プロジェクトのアルバム『Answer to Remember』は、石若の満を持しての世界への発信であり、衝撃的なサウンドで2019年の最重要アルバムのひとつと考えている。黒田卓也らゲストを招いた今回の公演は見逃せない。

Answer to Remember 『TOKYO featuring ermhoi』 MV


POLYPLUS ポリプラス
2020年6月16日(火) 20:00 無観客ライヴ有料配信
※アーカイブ配信視聴期間:6月23日(火) 23:00まで

時にクールに、時にハイテンションに、ジャンルやカテゴリを飛び越えたダンサブルなサウンドを展開。柔軟かつ刺激的なスタンスで活動するPOLYPLUS。2014年、TSUUJII(from Calmera)とYOSHIAKI(from 175R)を中心に結成。その場の空気と集う人々のテンションに合わせ自由に音を紡いでいく“セッション”を大切に、高い演奏力とフロアを巻き込む空気感で観る者を魅了し、躍らせ、着実に支持を拡げてきた。2018年リリースのシングル「release」はタワーレコードのジャズ・ランキング第1位、総合ランキング第3位にランクイン。2019年9月配信の「next」をもってYOSHIAKIが脱退。今回のライヴはサポートに松本誠治(The Telephones)、橋本孝太を迎える。

辻本美博(サックス) Yoshihiro Tsujimoto(sax)(Calmera)
岸本亮(ピアノ、キーボード) Ryo Kishimoto(p,key)(fox capture plan/JABBERLOOP)
永田雄樹(ベース) Yuki Nagata(b)(JABBERLOOP)
サポートメンバー:
松本誠治(ドラムス) Seiji Matsumoto(ds)
橋本孝太(ギター) Kota Hashimoto(g)

POLYPLUS / limiter


ORQUESTA DE LA LUZ
オルケスタ・デ・ラ・ルス

2020年6月18日(木) 20:00 無観客ライヴ有料配信
※アーカイブ配信視聴期間:6月25日(木) 23:00

NORA (ヴォーカル vo)
JIN (ヴォーカル、コーラス vo,cho)
鈴木ヨシロー(ティンバレス、コーラス) Yoshiro Suzuki(timbales,cho)
伊波淑(コンガ) Yoshi Iba(conga)
佐藤由(ボンゴ) Yu Sato(bongo)
斎藤タカヤ(キーボード、コーラス) Takaya Saito(key,cho)
澁谷和利(ベース) Kazutoshi Shibuya(b)
五反田靖(トランペット) Yasushi Gotanda(tp)
佐久間勲(トランペット) Isao Sakuma(tp)
前田大輔(トロンボーン) Daisuke Maeda(tb)
相川等(トロンボーン、コーラス) Hitoshi Aikawa(tb,cho)

星野源<うちで踊ろう>のさまざまなコラボを見ていた中で、オルケスタ・デ・ラ・ルス・ヴァージョンの凄さに圧倒され、“日本ラテン化計画”という謳い文句が本物であることを再認識させられた。オルケスタ・デ・ラ・ルスは、1984年、大儀見元をリーダーに結成、1989年に自費で渡米し、海外から人気が爆発、ビルボードラテンチャートで11週連続1位、ラテングラミー賞ノミネート、国連平和賞受賞、紅白歌合戦出演など輝かしい実積を残す。その頃のメンバーに塩谷哲やカルロス菅野がいる、その後メンバーは少しずつ変わりながらも、NORAの歌声とバンドのグルーヴとDNAは変わらず引き継がれて今に至る。結成35周年を迎えた2019年には、10年ぶりの新作『Gracias Salseros』を発売。「Salsa Caliente Del Japon」のリハーサル映像は230万再生を超えた。

ORQUESTA DE LA LUZ salsa caliente del japon
ORQUESTA DE LA LUZ 「Gracias Salseros」 MV
「うちで踊ろう」デラルスバージョン

神野秀雄

神野秀雄 Hideo Kanno 福島県出身。東京大学理学系研究科生物化学専攻修士課程修了。保原中学校吹奏楽部でサックスを始め、福島高校ジャズ研から東京大学ジャズ研へ。『キース・ジャレット/マイ・ソング』を中学で聴いて以来のECMファン。Facebookグループ「ECM Fan Group in Japan - Jazz, Classic & Beyond」を主催。ECMファンの情報交換に活用していただければ幸いだ。

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