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3/31-4/1 小曽根真、壷阪健登、武本和大 at ブルーノート東京 
“From OZONE Till Dawn in Club” Part 5 THE PIANO


ウクライナの子守唄「夢は窓のそばを通り過ぎ」 Ой ходить сон, коло вікон / The Dream Passes by the Windows

Text by Hideo Kanno 神野秀雄

小曽根 真 MAKOTO OZONE
“From OZONE Till Dawn in Club”
Part 5 “THE PIANO”
ブルーノート東京 Blue Note Tokyo

2022年3月31日(木) 18:00 20:30
2022年4月1日(金) 18:00 20:30
※インターネット配信(有料)〜4月1日(金)2ndのみ実施予定
(アーカイブ配信視聴期間:4月4日 23:59まで)
小曽根 真 Makoto Ozone: piano
壷阪健登 Kento Tsubosaka: piano
武本和大 Kazuhiro Takemoto: piano
詳細はこちら

ジャズ、クラシックのジャンルを超えて世界で活躍するピアニスト小曽根 真が次世代を担う若き才能たちを紹介するプロジェクト”From OZONE till Dawn”の第5弾はピアニストにフォーカスする。「JAZZ TOKYO」でも早くから注目してきた二人、武本和大と壷阪健登を迎えて、ピアノ2台にフェンダー・ローズを交えて、デュオ演奏、トリオ演奏も行う。

小曽根 真は、COVID-19下の2020年4月〜5月の53夜連続で自宅からピアノソロ配信「Welcome to Our Living Room」を行い、ブルーノート東京を一つの拠点にジャズクラブライヴを再始動、2021年には『OZONE 60』をリリースし全都道府県での ピアノソロコンサートを敢行。2021〜22年末年始には、ハンブルク・NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団「大晦日&新年コンサート」に出演し全世界に配信された。4月20日にはニューヨーク「ディジーズ・クラブ」で小曽根 真トリオでライブを行う。

壷阪健登は横浜市出身で、慶應義塾大学を卒業後、奨学金を得てバークリー音楽大学へ。2017年、オーディションを経て、ダニーロ・ペレスが音楽監督を務める音楽家育成コースのBerklee Global Jazz Instituteに選抜される。2019年にバークリー音楽大学を主席で卒業、ボストンを拠点にライブやレコーディング、他アーティストへの楽曲、アレンジ提供と活躍していたが、COVID-19のため帰国した。ジャズピアノを板橋文夫、大西順子、作曲をヴァディム・ネセロフスキー。テレンス・ブランチャードに師事し、ミゲル・ゼノン、ジョン・パティトゥッチ、パキート・デリヴェラ、キャサリン・ラッセル、フランシスコ・メラ、黒田卓也などと共演。帰国後、東京でもライヴ出演の機会が増えていて、筆者は、黒田卓也とのセッション、片山士駿、浅利史花とのユニット「キリヱ」で出会い、石川紅奈とのデュオライブ、六本木アルフィーでの「壷阪健登トリオ」を聴きに行き、その美しい音色と個性豊かなテイストとグルーヴに魅せられている。小曽根と壷坂についてはこれまで接点がなかったはずで、その出会いについて筆者は、2021年にCOVID-19でリーダー中山が欠席となった中山拓海カルテットの六本木アルフィーでのライヴを小曽根が訪れた際、メンバーの壷坂のピアノが琴線に触れたのではないかと推測している。

武本和大は、1995年、東京生まれ。ヤマハ音楽教室でエレクトーンを学び、中学校2年生からジュニア・エレクトーン・フェスティバル全日本大会で3年連続金賞受賞、2013年には高校2年生でYECエレクトーン世界大会A部門第1位に。高校生からジャズピアノを塩谷 哲に師事。国立音楽大学ジャズ専修に入学後は、ジャズピアノを塩谷、小曽根真、宮本貴奈に師事し、2018年、首席で卒業。世界初ソシアルダンス・ミュージカル「Dance with me!!」総合音楽監督に就任。2015年「GUCCI TIME PIECES AND JEWELRY 音楽基金」の奨学生に選ばれ、 GRAMMY CAMP ロサンゼルス招待留学。2019年から浜田省吾(ds)とともに井上陽介トリオに加入、『New Stories』(ポニーキャニオン、2019年1月)に参加し、浜田省吾とともに井上陽介トリオで活動を続けて来た。言い換えると小曽根真が率いる国立音楽大学ジャズ専修で教鞭を取る井上が気鋭の教え子を厳選して作ったトリオだが、武本のファーストEPアルバム『I Pray』も、ベースで井上の弟子にあたる佐藤潤一をはじめ、北井誉人(きたいくにと)と田谷紘夢の国立卒の同世代で創っている。最近では、武本和大、佐藤潤一、きたいくにとの3人による「KKJトリオ」を「武本和大 THE REAL」と改名して活動している。

小曽根 真、壷阪健登、武本和大からのメッセージ

武本和大 I Pray

With Time (Kento Tsubosaka)
Kento Tsubosaka (piano), Charlie Lincoln (bass), Willis Edmundson (drums), Bengisu Gokce (violin), Shao Chia Lee (cello)

Kento Tsubosaka Trio – Everything I Love (Cole Porter)
Kento Tsubosaka (piano), Charlie Lincoln (bass), Bob Gullotti (drums)

小曽根真 “OZONE 60 in Club” New Project “From OZONE till Dawn partI &II
part I. Duet with RIO Special Guest:片山士駿 (BLUE NOTE TOKYO)
part II. ORGAN TRIO feat. 山岸竜之介&小田桐和寛 Guest:中山拓海 (MOTION BLUE YOKOHAMA)

小曽根真 “OZONE 60 in Club” New Project “From OZONE till Dawn” partⅢ &Ⅳ.
PartIII. Makoto Ozone New Project Band featuring “OKAZAKI BROTHERS”(BLUE NOTE TOKYO)
岡崎好朗(tp, flgh)、岡崎正典(ts)、中林俊也(as)、佐藤潤一(b)、きたいくにと(ds)
PartIV. “A Rose & The Beasts” featuring KURENA ISHIKAWA & DENNIS FREHSE Special Guest : DAICHI
石川紅奈(b, vo)、デニス・フレーゼ(ds)、special guest 曲輪大地(tp, flgh)

神野秀雄

神野秀雄 Hideo Kanno 福島県出身。東京大学理学系研究科生物化学専攻修士課程修了。保原中学校吹奏楽部でサックスを始め、福島高校ジャズ研から東京大学ジャズ研へ。『キース・ジャレット/マイ・ソング』を中学で聴いて以来のECMファン。Facebookグループ「ECM Fan Group in Japan - Jazz, Classic & Beyond」を主催。ECMファンの情報交換に活用していただければ幸いだ。

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