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及川公生の聴きどころチェックNo. 275

#649 『マッツァリエッロ、ピエトロパオーリ/イージー チュード・ライヴ 』
『Mazzariello, Pietropaoli / EASYTUDE live』

text by Kimio Oikawa 及川公生

Fone (国内仕様盤) PSACD211:SACD Hybrid Stereo 解説:原田和典(書き下ろ し)/
Fone(輸入盤)

ジュリアン・マッツァリエッロJulian Mazzariello (p)
エンツォ・ピエトロパオーリEnzo Pietropaoli (b)

1. Time after time (Jule Styne) 5’45”
2. When I fall in love (Edward Heyman – Victor Young) 5’45”
3. Perfidia (Alberto Dominguez) 5’03”
4. Just one of those things (Cole Porter) 5’45”
5. Bluesette (Toots Thielemans) 4’02”
6. Dalle radici (Eduardo De Crescenzo) 5’09”
7. I concentrate on you (Cole Porter) 6’50”
8. Some other time (Leonard Bernstein – Betty Comden, Adolph Green) 7’02”
9. Footprints (Wayne Shorter) 5’40”

録音:2019年3月26日 ピアッジオ博物館オーディトリアム(イタリア)


明瞭なピアノとベースのサウンドは魅力と言えよう。ピアノにリバーブが加わって雰囲気を出している。これが聴きどころと言えよう。場内の空間情景を含んだピアノのサウンドは気持ちがいい。それに乗っているベースのサウンドが痛快。バランスとして明瞭さを強調せずにした控えめが聴きどころ。(及川公生)


イタリアの高音質レーベルFone ピアッジオ博物館ライヴ・シリーズ
1983年にイタリアのレコーディング・エンジニア、ジュリオ・チェーザレ・リッチによって設立され、35年以上の歴史を持つイ タリアのオーディオファイル・レーベル「Fonè」。通常のCDよりも20%情報量の多い「シニョリッチ(Signoricci)」フォーマット を開発するなど、徹底的に音質にこだわり続けている。世界的オートバイ・メーカー「ピアッジオ」の博物館で行われたFONE ミュージック・フェスティヴァル2019の極上ライヴが5タイトル、リリースされる。(販売元資料より)

及川公生

及川公生 Kimio Oikawa 1936年福岡県生まれ。FM東海(現 東京FM)技術部を経て独立。大阪万国博・鉄鋼館の音響技術や世界歌謡祭、ねむ・ジャズ・イン等のSRを担当。1976年以降ジャズ録音に専念し現在に至る。2003年度日本音響家協会賞受賞。東京芸術大学、洗足学園音楽大学非常勤講師を経て、現在、音響芸術専門学校非常勤講師。AES会員。

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