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アキサキラ

BooksR.I.P. 悠雅彦No. 308

#128 悠雅彦氏への追悼としての書評
『モダンジャズ群像』悠雅彦著(音楽之友社刊 昭和五十年第一刷)

正直言って、どの頁にも引用したい文がある。それだけこの書には悠さんの、批評と、それ以上に思想が凝縮されている。

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No. 241R.I.P. セシル・テイラー

哀悼 セシル・テイラーとの思い出

そんなセシルが帰国する直前、出来たらもう一度日本へ来たいし、住んでもみたいと語ったのは、決して外交辞令的な発言ではなく、半ば本心だったのではないかと私は思っている。

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No. 241R.I.P. セシル・テイラー

追悼セシル・テイラー「アキサキラ」写真館

1973年5月22日セシル・テイラー・ユニット@新宿厚生年金会館大ホール。アキサキラ(サワヒリ語で沸騰するの意)を捉えたトリオレコード営業部のアマチュア・カメラマン石井隆の遺作展。

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InterviewsNo. 241R.I.P. セシル・テイラー

#170 能楽一噌流笛方15代目 一噌幸弘

70年代のセシルの音楽には、都節(みやこぶし)音階という日本の音階がふんだんにでてきます。(中略)あれだけ強烈に自在に弾き倒しておいて、最後が能楽の「音取り」のようになって終わる。おおっ!と思いましたね。

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~No. 201ある音楽プロデューサーの軌跡 稲岡邦弥R.I.P. セシル・テイラー

#30 セシル・テイラーの「京都賞」受賞を祝う

「セ~シル・テイラー・ユ~ニット!!」。レコードに針を下ろすといきなりMCの絶叫する声が耳に飛び込んでくる。悠 雅彦氏の壮年の声である。そして、その声にかぶるようにしてピアノが、アルトサックスが、そして、ドラムスが雪崩を打って出てくる。

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