ヒロ・ホンシュクの楽曲解説 #86 Tony Williams <Pee Wee>
1997年に筆者のスパー・ヒーローだったトニー・ウィリアムスが医療ミスで急死してから、マイルス以外のトニーを暫く聴いていなかった。この12月12日のトニーの誕生日に久しぶりにトニーに目を向け、神童ぶりを発揮する幼少期の紹介と併せて大好きなトニーのオリジナル曲、<Pee Wee>を掘り下げてみた。
続きを読むJazz and Far Beyond
1997年に筆者のスパー・ヒーローだったトニー・ウィリアムスが医療ミスで急死してから、マイルス以外のトニーを暫く聴いていなかった。この12月12日のトニーの誕生日に久しぶりにトニーに目を向け、神童ぶりを発揮する幼少期の紹介と併せて大好きなトニーのオリジナル曲、<Pee Wee>を掘り下げてみた。
続きを読む楽器に触れたい、作曲したい、演奏したいと思っている人たちは、そうしなさい。自分自身のためでなければ、皆んなのために。世の中が不要だと言えば、自分が楽しむためにやればいい
続きを読む「周りに遠慮せず、自分が良いと思う音だけを弾こう。おかしいと思った音があったらそこに立ち戻って良いと思う音が見つかるまで探ろう」と音楽の根本に立ち返る大切なことを教えてくれました。
続きを読むあのチック・コリアが逝ってしまった。みんな驚いた。誰もチックが死ぬなんて思ってもみなかったと思う。だってつい最近まで自宅から元気そうにライブ発信していたじゃないか。改めて自分に対するチックの音楽の影響力を見直してみた。ジャズを勉強始めた頃に何度も何度も聴いた<Hairy Canary>という曲を取り上げてみた。
続きを読む去る2020年12月17日に他界したスタンリー・カウエル、Strata-East レーベルの創始者として歴史に名を残し、また数多くの作品を残したが、ネットに流れたほとんどの追悼記事はカウエルを過小評価されていたアーティストとした。カウエルの演奏を分析しているうちに彼の演奏の特殊性に気が付き、解説を試みた。また、彼が使用していたKymaシステムも解説。
続きを読む前回のWesに続き、今回も筆者のジャズ初心者の頃に戻ってみた。まだマイルスを知らない頃の話だ。『Three Quartets』でチック・コリアに魅了され、次に何度も何度も聴いた<Matrix>の分析と、当時マイルスのバンドのフリージャズのスタイルに多大な貢献を残したチックの解説を試みてみた。
続きを読むチャーリー・パーカーが天才だとか、ビ・バップの生みの親だとか、もちろんその通りだ。しかし、バードがはじめた、現在我々がジャズと呼ぶ音楽の独特のタイム感に触れた書物は少ないのではないだろうか。ビ・バップ以前の音楽と以降の音楽の違いを取り上げてみた。またバードのすごさを演奏者の立場から解説。
続きを読むジョージ大塚の内外にわたる多彩な活動を思い出の写真とともにたどる
続きを読む訳あってしばらく遠ざかっていたが、「Trilogy」トリオでまた聴きだしたチック・コリアだ。ボストン公演のライブ報告も含め、最新作『Trilogy 2』からマイルスの名曲、<All Blues>を取り上げてみた。多くに誤解されて演奏されているこの曲、チックの奇抜な解釈と、チック節のおしゃれなインプロラインを解説。
続きを読む若くしてあっけなく他界してしまった天才トランペッター、ロイ・ハーグローヴ。彼はハード・バッパー、R&Bアーティスト、ブラックコンテンポラリー音楽家と3つの顔を持っていた。そのブラックコンテンポラリーで彼が3年ほど活動した、筆者のお気に入り「The RH Factor」のデビューアルバム、『Hard Groove』からオープニングの<Hardgroove>を取り上げ、ランディ・ブレッカーの影響力などにも触れてみた。
続きを読む『アイビー・ルック』というと、20世紀に最も流行ったファッション・スタイルの一つである。誰がファッション・アイコンだったか、という事にはいくつかの説がある。マイルス・デイヴィスを中心としたジャズ・ミュージシャン達だ。ジャズ関係者ならほとんどの人が、マイルス・ディヴィスが『アイビー・ルックのファッション・アイコン』という事に異議を唱えないだろう。
アイビー・ルックについて。そして、どうしてマイルス・デイヴィスが、なぜ彼を中心とするジャズ・ミュージシャンにまでアイビー・ルックが広がったかについて探ってみた。