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My Pick 2022このディスク2022(海外編)No. 297

#02 Brad Mehldau『Jacob’s Ladder』

今年は1度聴いたら忘れないというアルバムが三つもあった。ひとつはRobert Glasper(ロバート・グラスパー)の『Black Radio III』、ひとつはCécile McLorin Salvant(セシル・マクロリン・サルヴァント)の『Ghost Song』、そしてもうひとつは、Brad Mehldau(ブラッド・メルドー)の『Jacob’s Ladder』だ。それぞれ楽曲解説で取り上げたので是非ご覧下さい。

1枚だけ選べと言われると、やはり『Jacob’s Ladder』だと思う。筆者にとって意外性と衝撃度が高かったからだ。そして、もしこのアルバムを聴いていなかったらサルヴァントのことも知らなかったかも知れないということで『Jacob’s Ladder』を選ぶことにした。

今年は筆者にとっても変化期となった。2015年より毎月掲載して頂いているこの楽曲解説、今年になって「楽理の部分が難しすぎる」というコメントをTwitterで目にするようになり、随分と改善の努力をした。今『Jacob’s Ladder』の楽曲解説を読み直してみると、なるほど、と読者のコメントに納得するのであった。

ヒロ ホンシュク

本宿宏明 Hiroaki Honshuku 東京生まれ、鎌倉育ち。米ボストン在住。日大芸術学部フルート科を卒業。在学中、作曲法も修学。1987年1月ジャズを学ぶためバークリー音大入学、同年9月ニューイングランド音楽学院大学院ジャズ作曲科入学、演奏はデイヴ・ホランドに師事。1991年両校をsumma cum laude等3つの最優秀賞を獲得し同時に卒業。ニューイングランド音楽学院では作曲家ジョージ・ラッセルのアシスタントを務め、後に彼の「リヴィング・タイム・オーケストラ」の正式メンバーに招聘される。NYCを拠点に活動するブラジリアン・ジャズ・バンド「ハシャ・フォーラ」リーダー。『ハシャ・ス・マイルス』や『ハッピー・ファイヤー』などのアルバムが好評。ボストンではブラジル音楽で著名なフルート奏者、城戸夕果と双頭で『Love To Brasil Project』を率い活動中。 [ホームページ:RachaFora.com | HiroHonshuku.com] [ ヒロ・ホンシュク Facebook] [ ヒロ・ホンシュク Twitter] [ ヒロ・ホンシュク Instagram] [ ハシャ・フォーラ Facebook] [Love To Brasil Project Facebook]

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