RINA Trio featuring 佐藤潤一&小田桐和寛
2/6 神戸カントコトロ 2/26 渋谷ボディ&ソウル

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Text by Hideo Kanno 神野秀雄
Photo by Junichiro Nomi 能美潤一郎

RINA Trio with 佐藤潤一、小田桐和寛
2022年2月6日(日) 18:00 神戸舞子カントコトロ
2022年2月26日(土) 18:30 渋谷BODY & SOUL
RINA: piano
佐藤 潤一 Junichi Sato: bass
小田桐 和寛 Kazuhiro Odagiri: drums

ニューヨークを拠点に活躍し、ピアニストとしても作曲家としても世界で高い評価を受け、COVID-19のために帰国中のRINAをリーダーにいま最も注目すべき気鋭の若手3人が結集したピアノトリオRINA Trio。渋谷JZ Bratで行われた初の東京ライヴでは、透明感があるのに分厚い暖かいサウンドを聴かせてくれて、予想を遥かに超える素晴らしい体験となった。

東京での2回目となるライヴは、南青山から渋谷公演通りに移転し、2022年1月にカフェ・ランチ営業を含めてフル営業を開始した「ボディ&ソウル」が会場となる。国立音楽大学出身者の若手にはホーム感もある新しいハコでどんなサウンドを聴かせてくれるのが楽しみだ。また2月6日には、関西初ライヴを神戸舞子「カントコトロ」で行う。兵庫はもちろん、大阪、京都や少し遠方からでも駆けつける価値のあるライヴであり、ぜひお勧めしたい。ちなみに、翌2月7日には同展でRINA Trioの3人の大切な仲間である中山拓海(sax)&武藤勇樹(p)のライヴがある。さらに関西では2月23日に「OZONE 60 SPECIAL ACADEMY – RISING STARS MUSIC FESTIVAL」として、武本和大トリオ The Real feat. 佐藤潤一&きたいくにと (KKJトリオより改名)および中山拓海クインテット、Utaなどが参加する小曽根 真主催のイベントがあることも付記しておきたい。

RINAは、埼玉県川越市出身、国立音楽大学ジャズ専修1期生として入学しジャズピアノを小曽根 真に師事。2015年バークリー音楽大学へ入学。在学中、ジャズ·パフォーマンス·アワードを受賞。2018年エリス・マルサリス国際ジャズ・ピアノ・コンペティション2018で第2位と最優秀作曲賞を受賞。バークリー音楽大学卒業後、拠点をニューヨークに移す。米CBSの人気テレビ番組「ザ·レイトショー·ウィズ·スティーブン·コルベア」にジョン·バティステ・バンドで出演し、ミシェル·オバマをゲストに迎え演奏を披露した。2019年、ヴァーチャル·ジャズ·クラブ·コンテストで世界第3位受賞。Dizzy’s Club Coca-Colaでのエリス·マルサリス·プレゼンツ·ウイナーズ·コンサートに出演し大喝采を得た。また4月にはワシントンDCのブルースアレイに出演。2020年9月、ファーストアルバム『RINA』を小曽根 真プロデュースによりリリースするが、COVID-19感染拡大により帰国中。

佐藤潤一は1991年、東京出身。高校生でエレクトリック・ベースを始め、卒業後音楽活動を続けた後に国立音楽大学ジャズ専修に入学し、コントラバスを演奏するようになり、井上陽介、金子 健に師事。在学中からプロとして活動。ニュータイド・ジャズ・オーケストラに参加。JFCオールスター・ビッグ・バンドに2年連続で選出され東京JAZZに出演。小曽根 真のブルーノート東京公演に2020年6月2021年9月に出演。武本和大(p)とのデュオ、武本、きたいくにと(ds)との「KKJトリオ」改め「The Real」を活動の軸に持ち、2020年8月にリリースされた『武本和大/I Pray』に参加。作曲にも才能を発揮し、エレクトリック・ベースの演奏も素晴らしい。国立では佐藤が1年のときにRINAが4年、佐藤は音楽活動開始後に国立に進んだので実は年上という話も紹介された。

小田桐和寛は1987年横浜出身。17歳からドラムスを始め国立音楽大学打楽器科へ進学。ニュータイド・ジャズ・オーケストラに参加し、山野ビッグバンド・ジャズコンテストでは最優秀賞を3年連続で受賞。「山下洋輔賞」を受賞し卒業後、バークリー音楽大学に特待生として留学。バークリー在学中はラルフ・ピーターソン、テリ・リン・キャリントン、ダーレン・バレットらに師事し首席で卒業した。在学中からブルーノート・ニューヨーク、WBGOなどに出演、卒業後6年間ニューヨークを拠点に活動し、黒田卓也、海野雅威、ロニー・プラクシコらと共演。2021年7月には小曽根 真のモーション・ブルー横浜公演に出演。また、すぎやまこういち作曲ドラゴンクエストのサウンドトラック録音やコンサート(東京都交響楽団)に参加するなど活動の幅は広い。CANOPUS海外アーティスト契約、Istanbul ”Agop”エンドーサー。RINAは、高校生のときに、ニュータイドの小田桐を観て、なんてステージで輝いている人なんだろうと思ったと言う。

Shadows of Your Mind

Tale of Small Wishes
「月刊Pianoプレミアム 極上のピアノ2021-2022秋冬号」に楽譜を掲載。

神野秀雄

神野秀雄 Hideo Kanno 福島県出身。東京大学理学系研究科生物化学専攻修士課程修了。保原中学校吹奏楽部でサックスを始め、福島高校ジャズ研から東京大学ジャズ研へ。『キース・ジャレット/マイ・ソング』を中学で聴いて以来のECMファン。Facebookグループ「ECM Fan Group in Japan - Jazz, Classic & Beyond」を主催。ECMファンの情報交換に活用していただければ幸いだ。

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