#566『八木隆之トリオ/マトリックス〜ライヴ・アット・ザ・アディロンダック・カフェ』
text by Kimio Oikawa 及川公生
アディロンダックレーベル AD1004
八木隆幸 (p)
伊藤勇司 (b)
二本松義史 (ds)
1. スウィート・ アンド・ ラブリー (Gus Arnheim/Julets Lemare)
2.セレニティ (Joe Henderson)
3.ストールン ・モーメンツ (Oliver Nelson)
4.ホワット・ イズ ・ディス・ シング ・コールド・ ラブ? (Cole Proter)
5.アイム ・ゲッティング ・センチ-メンタル ・オーバー・ユー (George Massman)
6.ビュー ・フロム・ ニューアーク (Takayuki Yagi)
7.マトリックス (Chick Corea)
Recorded 2019年3月5日&5月7日 at アディロンダック・カフェ、東京神田神保町
Recording & editing engineer: Masayoshi Masubuchi 増淵正義
Produced by Osamu Takizawa 滝沢 理
Executive producer: Nobuyuki Horiguchi
このレーベルはどのディスクも、決まり事がある。猛烈、圧倒の音像が覆いかぶさる。したがって至近距離でリーダーの音を聞いている雰囲気が素晴らしい。アタックのキレの良さ。音質の素晴らしさ。そこには躍動感さえ感じる。バランスも素晴らしく、ベースの音像がすくっと立ち上がり、シンバル、スネアーの音像が見え隠れ。ミックス・バランスに、つい、うまいなあ〜と声が出てします。ライヴの空間を知っているだけに、よくもここまで明瞭さを得るマイキングをしたなと、感服。
*CDレヴュー(悠雅彦)
https://jazztokyo.org/reviews/cd-dvd-review/post-45953/