#01 『Chris Pitsiokos / Art of the Alto』
『クリス・ピッツィオコス / アルトの芸術』
《アルトの芸術》とは些か仰々しく聞こえるかもしれないが、ピッツィオコスが10年間の活動を通して探求してきたアルトサックス・ソロの集大成に相応しいタイトルに違いない。
続きを読むJazz and Far Beyond
《アルトの芸術》とは些か仰々しく聞こえるかもしれないが、ピッツィオコスが10年間の活動を通して探求してきたアルトサックス・ソロの集大成に相応しいタイトルに違いない。
続きを読む伎倆やら経験やら天分の音楽性やらをすべてを含み込む「音色」において、坂田明と伊藤志宏ほど極めた存在は稀有なのだ。だからこそ、その邂逅を目撃したくてたまらなくなる。
続きを読むこのアルバムから筆者が感受するのはサックス演奏ではなく、息=呼吸=空気(l’air)の聴覚ドキュメンタリーである。
続きを読むコロナ禍が続く中、以前のように自由にコンサートを開催することが難しい状況ではあるが、これからも橋本君が喜び驚くような“とんでもない”演奏が、いろんな場所で繰り広げられていくことは間違いない。それを確信させる演奏会だった。
続きを読む常に独自の表現を求め、常識を破壊し続けた橋本君に相応しく、「悼む・偲ぶ」のではなく彼が聴きたかったであろうミュージシャンを一堂に集めた演奏会を開催します。
続きを読む浦邊にとって音の鳴り方と魂の震え方に違いはない。両者が同じ振動で波打つことが、浦邊雅祥の音楽の魅力であり怖さなのだと思う。
続きを読む意識の塊のようなドットエスの二人の演奏に、”たまたま落ちていた音。たまたまそこにあった音”を重ねることで、疑似アンビエント空間に放り込み、デュシャンの「泉」のように聴き手の価値観の攪乱を意図したのである
続きを読むポップスの世界では、一人きりの寝室で宅録によって作った音楽を「ベッドルーム・ポップ」と呼ぶが、『CHAT ME』はいわば「ベッドルーム・インプロヴィゼーション」と呼べるだろう。
続きを読む転がり続ける演奏体UHの轍は、たとえ苔が生そうとも、表現者の足音が永遠に鳴り続けるに違いない。
続きを読む川島誠のサックスから発せられる音色には、聴き手の記憶の底のノスタルジアを呼び覚まし、現世の葛藤や欲動を音楽に昇華させる魔法の欠片が溶けこんでいる。ここから始まる音楽人生に偽りはない。
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