5/05 作曲家・シンセサイザー・アーティスト冨田勲逝く
作曲家・シンセサイザー・アーティストの冨田勲氏(享年84)が、平成28年5月5日午後2時51分、慢性心不全のため東京都立広尾病院で逝去。
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作曲家・シンセサイザー・アーティストの冨田勲氏(享年84)が、平成28年5月5日午後2時51分、慢性心不全のため東京都立広尾病院で逝去。
続きを読む私にとって冨田勲の音楽は覚めて欲しくない夢のような存在だった。
真の天才 ”冨田”。
ジャンルを超え、独自の道を歩んできたベーシスト、齋藤徹が、喜多直毅(vln)とのデュオにゲストを一人を招いて行われたセッションのコンピレーション・アルバム『6 trios improvisations with Tetsu & Naoki』(Travessia)、かみむら泰一(ts,ss)とのデュオ『Chorus & improvisations』(Travessia)の2タイトルをリリース。齋藤徹と10年近く共演しているダンサー矢萩竜太郎とのドイツ4公演を公開リハーサルから追ったDVD『ダンスとであって 竜太郎10番勝負!』(IZURUBA)もリリースされた。
続きを読むエチオピアのサックス奏者、ゲタチュウ・メクリヤが亡くなった。ゲタチュウは1949年にプロ・デビュー、それ以来エチオピアの音楽界で活躍。2004年からのオランダのポストパンク・バンドThe Exとの活動で、欧米の若い音楽ファンからも人気を得ていた。1935年生まれ、享年81。
続きを読むバークリー音大留学中だったトランペッターの曽根麻央が、去る4月15日アムステルダム・コンサーバトリーで開かれたKeep an Eye International Jazz Awardsで優勝した。
続きを読むオープンから50年、日本の“ジャズの聖地”として新宿から世界に向け日本のジャズを発信し続ける「ピットイン」の50年を記念して刊行されたドキュメント。渡辺貞夫、日野皓正、山下洋輔、坂田明、渡辺香津美、大友良英、菊地成孔ら日本のトップ・ジャズ・ミュージシャンが語り尽くす。
続きを読むNYのジャズ・シーンで大きな潮流となりつつあるイスラエル系ミュージシャンのひとりトランペッターのアヴィシャイ・コーエン(同姓同名のベーシストとは別人)の新作『イントゥー・ザ・サイレンス』(ECM)がユニバーサルから国内発売された。共演は、ヨナタン・アヴィシャイ(p)、エリック・レヴィス(b)、ナシート・ウェイツ(ds)。
続きを読む札幌のジャズ・クラブ「スローボート」のオーナーでもあったジャズ・ピアニスト福居良が3月15日悪性リンパ腫のため死去。享年68。福居はアコーディオンからピアノに転身、独学でジャズを学び、札幌で活躍していたが一時東京で腕を磨いた後、札幌に腰を落ち着け、北海道のジャズの発展に 尽くした。
続きを読む現代音楽のスペシャリスト矢沢朋子がソロ・アルバムをリリース。収録曲は、『博士と彼女のセオリー』でゴールデングローブ賞作曲賞を受賞、今年公開される『ボーダーライン』でもアカデミー賞にノミネートされたヨハン・ヨハンソンが、矢沢のために書き下ろしたピアノとエレクトロニクスのための《Untitled》、矢沢一人でピアノを多重録音したレディオヘッドの《Kid A》、現代音楽の金字塔リゲティとノーノからミニマルミュージック、平石博一、チック・コリアまで。
続きを読むマルチフォニックスと循環呼吸を融合させた奏法で、サキソフォン演奏に革新をもたらし、また近年はエレクトロ・アコースティック・アンサンブルにも取り組んでいるエヴァン・パーカーが再び来日。日本各地でソロおよびゲストを迎えて公演を行う。
続きを読む2010年に、日本を代表する詩人白石かずこと、日独で高い評価を得ているベルリン在住の作家・詩人の多和田葉子の詩に高瀬アキが作曲、共演したCD『まっかなおひるね/』(Videoarts Music)をリリースした伊藤君子。久々の高瀬アキを迎え、CD収録曲を中心に交えたプログラムで歌う。
続きを読む昨年6月、初共演を果たした高瀬アキと佐藤允彦。前回はピアノとチェンバロ、ピアノとキーボードという組み合わせだったが、今回は2台ピアノによるデュオが実現。ベルリンを拠点に世界的に活躍する高瀬と日本を代表するピアニストで国際的な評価も高い佐藤、それぞれ即興演奏を身上とする演奏家だけに、どのような展開となるかは当日のお楽しみ!
続きを読むNYを中心に活躍するジャズ・ピアニスト、クニ三上が単身帰国、約1ヶ月半にわたって「春のツアー2016」を挙行。各地で「0才からのジャズコンサート」も予定している。
続きを読む予定されていたエグベルト・ジスモンチとナナ・ヴァスコンセロスのデュオ・コンサートは、3月9日のナナの急逝により、ジスモンチによるナナ追悼コンサートとなった。
続きを読む世界で最も影響力のあるDJ ジャイルス・ピーターソンがプロデュースする“大人のための音楽フェス”「Gilles Peterson presents WORLDWIDE SESSION 2016」が5月4日、新木場スタジオコーストで開催される。
続きを読むECMからの3枚のアルバム・リリース(2001『April』、2006『Compass』、2013『The Gift』)で評価を決定付けたスイスのヴォーカリスト、スザンヌ・アビュールがトリオにサウンド・エンジニアを帯同し来日、4回の公演を行う。
続きを読むパット・メセニー・グループで活躍したベトナム出身のトランペッター、クオン・ヴーのノンサッチ移籍第1弾がゲストにパット・メセニーを迎えて5月11日リリースされる。ベーシストとして、NYで活躍する日本人ベーシスト武石務が参加。
続きを読むグラミーを受賞した「パット・メセニー・ユニティ・バンド」の発展系といえる「パット・メセニー・ユニティ・グループ」によるNYでのスタジオ・ライヴがDVD化。
続きを読む今回来日の新バンド(カルテット)のメンバーは、パットに加えて、2000年から共演を続けるドラマーであり、映画『バードマン』のサウンドトラックで本年度グラミー賞を獲得したアントニオ・サンチェス。マレーシアとオーストラリアの血を引く女流ベーシストのリンダ・オー。英国生まれのピアノ奏者グウィリム・シムコックというカルテット編成。
続きを読むベルリン在住のピアニスト・インプロヴァイザー・コンポーザーのアキム・カウフマン(Achim Kaufmann)が初来日、ベースの瀬尾高志、ピアニストの南山雅樹らと北海道と千葉、東京で公演をおこなう。
続きを読むECMの2月のリリースはジャズ系2作。ラルフ・アレッシ(tp)の2013年のECMデビュー作『Baida』に続く2作目『Ralph Alessi, Gary Versace, Drew Gress, Nasheet Waits / Quiver』(ECM2438)とラルフ・アレッシ(tp)の2013年のECMデビュー作『Baida』に続く2作目。レギュラーのリズム隊、ドゥリュー・グレス(b)とナシート・ウェイツ(ds)にサックスのゲイリー・ヴェルサーチを加えたピアノレスの2管カルテット編成。
イスラエルの女流ピアニスト、アナト・フォートのECM3作目『Anat Fort Trio, Gianluigi Trovesi / Birdwatching』。
NYを中心に全米のジャズ情報をカバーする専門誌『Jazz Inside Magazine』3月号(Volume:7 Issue:8)が刊行、カバー・ストーリーはピアニスト/コンポーザーの上原ひろみ。
続きを読む米『Downbeat』誌 4月号刊行((Volume 82, Number 4) が刊行。カバー・ストーリーはマイルス・デイヴィスの伝記映画『Miles Ahead』でマイルスを演じた主演/監督のドン・チードル。
続きを読む「5人目のビートルズ」と言われたビートルズのプロデューサーが死亡。享年90。マーティンは1962年ビートルズを見出し、音楽プロデューサーとしてビートルズのほぼ全作を制作、ビートルズのサウンド・プロデュースの重責を担った。
続きを読む50年代に一斉を風靡したヴォーカル・トリオ「ランバート、ヘンドリックス&ロス」の男性ヴォーカリスト、ジョン・ヘンドリックスに第31回ビストロ・アウォードの ASCAPボブ・ハリントン永年功労賞が授与された。
続きを読むブラジルのパーカッショニスト、ナナ・ヴァスコンセロスが肺がんのため死亡。盟友のギタリスト/ピアニスト、ナナ・ヴァスコンセロスと4月に中国と日本で公演を予定、ECMでライヴ・レコーディングが予定されていた中での逝去。
続きを読むECMから3月新譜第1回発売としてジャズ系アルバム2作がリリースされた。1作は、早くもECM4作目となるヴィジェイ・アイヤー(p)とワダダ・レオ・スミス(tp)による『a cosmic rhythm with each stroke』(ECM2486)とハンガリアのギタリスト、フェレンチ・スネトバーガーのECMデビュー『In Concert』(ECM2458)。
続きを読むECMの3月新譜第2回発売として、ジャズ系1作、ニューシリーズ2作がリリースされた。ニック・ベルチュのMOBILEのECMデビュー作『continuum』(ECM2464)、トーマス・ツェートマイア+パリ室内管弦楽団によるロベルト・シューマン作品集(ECM2396)、タリン室内オーケストラ、エストニア交響室内楽団とアニャ・レヒナー(cello)によるエストニアの作曲家トヌ・コルヴィッツのECMデビュー作『Mirror』(ECM2327)。
続きを読むオランダ・アムステルダムのホテルから墜死した悲劇のトランペッター/ヴォーカリスト、チェット・ベイカー(1929〜1988)の伝記映画『ボーン・トゥ・ビー・ブルー』(IFC Folms) が3月25日公開される。
続きを読むドイツ南西部のスイスとフランスとの国境に接する都市フライブルグで3日間にわたり ECM フェスティバルが開催される。出演は、スイスのニック・ベルチュアのユニットMOBILE、ポーランドのマルチン・ヴァシレフスキー・トリオ、イタリアのデュオ・ガッザーナ、フランシス・クチュリエ&アニャ・レヒナー他。
続きを読むUNESCOが中心となり7大陸の190カ国が参加して全世界的に行われるInternational Jazz Day (4月30日)は今年で5周年を迎えるが、今年のグローバル・ホスト・シティはアメリカの首都ワシントンDCが務める。コンセプトはジャズを通して世界中の人々が理解しあって手をつなごうという友好の輪。
続きを読む5月に中国・上海で3日間にわたってECMフェスティバルが予定されている。出演は、6日は、チョン・ミョンフンの指揮で上海シンフォニー・オーケストラがアルヴォ・ペルトとブラームスを演奏、8日はスイスのスザンヌ・アビュール・グループが出演予定。プレ・イベントとして4月16日にエグベルト・ジスモンチのソロ・コンサートが予定されている。
続きを読む5月13日から16日にかけて開催されるメールス・フェスティヴァルのプログラムが発表された。プログラムは、映画音楽分野でも注目される作曲家ヨハン・ヨハンソンの初監督作品『End of Summer』を上映しながらライヴで演奏、またハリエット・タブマン・トリオとカサンドラ・ウィルソンによるプロジェクト”Black Sun”、ベッカ・スティーブンス&ジェイコブ・コリアーなど現在注目されるミュージシャンの他、若手が多く出演。本会場でのコンサートの他、朝と夜にはセッションも行われる。
続きを読む去る1月3日逝去したピアニストのポール・ブレイのメモリアルが遺族3人(Kヤロル・ゴス、アンジェリカ・パーマー、ヴァネッサ・ブレイ)のより発表された。メモリアルの場所はポールのNYの拠点であったチェリー・ヴァレーのスター・シアターにて3時から。詳細は未定。
続きを読む大変悲しいお知らせですが、きのう私の父親が亡くなりました。以下が公式のお知らせです。父親は自宅で家族に見守られながら安らかに逝きました。
続きを読むオープン、トゥ・ラヴ:ポール・ブレイ 1932-2016
モダンジャズの歴史において変わらずもっとも創造的なインプロヴァイザーのひとりであったピアニストのポール・ブレイが逝った。享年83。
ポール・ブレイの意識は私の知る誰よりも抜きん出て活発で、物事をなんでも分解することを止めず、時には分解したものを元の状態に戻すこともあれば、そのままに放置しておくこともある。
続きを読む私がポール・ブレイの音楽を発見したのは彼がフランスのレーベルOWLに初めて録音したアルバムで、他の多くの音楽愛好者同様、衝撃だった。
続きを読む1971年6月、NYCをホーム=根拠地とし始めたPoo (菊地雅章) を訪ねる。と、そこはポール・ブレイのアパートであった。
続きを読むカミさんである藤井郷子が、ニューイングランド音楽院でポールのレッスンを受け始めた。家に戻った藤井にポールとのレッスンの話を聞くのが凄く楽しみだった。
続きを読むポール・ブレイの訃報はfacebookで知った。最近は、訃報はもっぱらfacebookからだ。ペットの猫の写真やランチの写真に混じって、訃報がポストされているのを見ると、不思議な気持ちになる。
続きを読むポール・ブレイのセッション(『禅パレスの思い出』『ハンズ・オン』Transheart 1993)は素晴らしかったね。いちばん大変だったのはポールに付いていくことかな。
続きを読むRIP Paul Bley
続きを読む1999年6月、23年ぶりの来日公演を行ったポール・ブレイ。滞在中には、いくつか雑誌の取材にも応じた。その合間に、今は無き六本木WAVEの裏手にあった小さな喫茶店に彼と一緒に入った。
続きを読む私が武蔵野美術大学の学生時代[1970年代]、当時、国分寺にあった村上春樹のJazz Bar&喫茶 ピーターキャットに入り浸っていた。
続きを読む「富樫さん、ポール・ブレイとのレコーディングに興味ありますか?」
1999年の春先だっただろうか?新宿ピットインの控え室で、演奏直後の富樫さんに単刀直入に尋ねてみた。
ポール・ブレイは出かけなければならなかった。あるいは、彼を取り巻く人たちからちょっと姿を消す必要があっただけなのだ。人生を終えたわけではないのだ。
続きを読む午前3時に目が覚めた。何か変だ。アパートの部屋が寒い。とても奇妙な感じがする。不眠症にやられてコンピュータの電源を入れた。ポール・ブレイ逝去の報。
続きを読むこの歳と身体になると、「猫達よりは長生きして、全員看取ってやらないと。」とかが夢になります。これ、冗談ではなく...。音楽では、ちゃぷちゃぷレコードを出来るだけ長く維持し、たくさんの世に眠る文化遺産としての音源を一枚でも多くリリースし、できるだけ多くの人の耳に届けたい。
続きを読むセシル・テイラーの場合、ダンスや所作がセシルにまつわるあらゆることと無関係でなくなってくる。
続きを読む近年、目にすることの多い北欧勢だが、なかなか知られることのない若手ミュージシャン(ソフィア・イェルンベリ、キム・ミール、エスペン・ライナーセン、アイヴィン・ロンニング)、またスーパーサイレントのメンバーであるストーレ・ストーレッケンが参加しているエレファント 9 + レイネ・フィスケ、そしてヘルゲ・リエントリオの久しぶりの来日ということで二つの対照的なイベントへ出かけることにした。
続きを読む一番楽しめたのは『ハノン』であった。というのも、筆者自身、子供の頃、嫌でたまらなかった機械的な指の練習曲ハノンがこんなにウキウキと楽しく弾けるなんて!というリアルな驚きが大きかったからだろう。
続きを読むピアニスト矢沢朋子の活動は、これまではエレクトロニクスを用いた新しいメディアを使った実験的傾向の作曲家とのコラボレーションが多かったが、本作でとりあげているのは近現代ヨーロッパの神秘主義的傾向を示す作品群である。
続きを読む長年にわたって現像や焼付けの研究を重ねた彼は、「ジャズクローム」と名付けられた焼付け処理法を開発したが、これは彼の写真技術の頂点をなすものである。
続きを読むイスラム教が世界中で議論の的になった場合、人々がどのようにこの宗教を引き継いでいるか知る必要がある。それは全くテロリズムや暴力とは無関係だ。そして今このアルバムを発表する時が来たと思う。
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