Jazz and Far Beyond
Intakt Records の第1作となったシュヴァイツァーの『Live st Taktols』が録音されてから40年、その制作姿勢は世代交代後も受け継がれていると言っていい。今後のアルバム・リリースにも注視していきたい。
鳥肌が立つような素晴らしいステージだった。
ジェイミー・バウムの新譜、『What Times Are These』が4月に発表された。彼女初の詩のコレクションをテーマにした作品だ。歌詞に対する複雑なメロディと巧みなアンサンブル、それを実現する演奏者たちの解説を試みた。
さがゆきさんと沼尾翔子さんというふたりのヴォーカリストを続けて聴いた。
再び時計の針をやや戻し、水無月中旬から文月初旬に巡った充実の現場6本をご紹介。
ニューヨーク発の「新しい音楽」が一番輝いていたころの、それは貴重なドキュメント.
ジャズ・アルバムを肴に聴いた当時を振り返る半自伝的な切り貼りスナップショット集で、主題と変奏と混乱と逆転と結末をうまくつけて一冊の作品としている。
多くの著作の中にあって、これは著者にとって初めての「ジャズ本」
現代のジャズシーンはこれからどこに行くのか。という問いに答えたひとつの解答、美しい作品だ。
新進気鋭のギタリスト、Taka Nawashiroの2ndアルバム。聴くたびに新たな発見のある、とても味わい深い魅力的な作品だ。
まずはサウンド全体から受ける清冽な感覚に強く印象付けられる。ナチュラルであるから不自然な力みがなく、その一方で音の向こう側までの距離が長い。
日本フリージャズから佐藤允彦・森山威男のふたりのレジェンド、ロンドン新世代からアイドリス・ラーマンとレオン・ブリチャード。融合も摩擦もある異文化遭遇。
2024年の今日、Jジャズ界はまた一人新しい才能を見出した。
馬場智章がBIG YUKI と展開させる新機軸
たしかに心底から魂を揺さぶられる感動的なフィナーレではあった。
展示作品そのものが演奏の方向性に強く関わっている。
4時間に亘るイベントは、表現者としての彩Sayaの今後の飛躍を予感させる生命感に溢れていた。
Dai Kimoto & His Swing Kidsは10月に日本全国10カ所以上を回るツアーが組まれている。
芸術性の高い音楽と最高の録音技術が重なった時にしか味わえない、貴重な瞬間の連続。様々なシーンの描写も美しく、どこを切り取ってもECMのジャケットを彷彿させるような、創造性に満ちたものであり視覚でも楽しませてもらった。
楽器の聴かせどころを心得て作られていて、ボーカルも味わい深いCD。
池田謙は俯瞰の音楽家である。自身の音には確固たる方法論がありながら、自我を表出させることを極端に回避する。現代美術や小説も手掛けるかれの展開するマンダラはどのようなものか。