Jazz and Far Beyond
結局、Nadjaレーベルは内外のアーチストの音源を中心に40タイトル以上の作品をリリースし、アーチスト自身によるいわゆるインディ・レーベルの台頭とともにその役目を終えたのだった。
「鯉沼さん、プロモーターとしてやり残したことはないでしょう?」「プロモーター? 俺は興行師だよ!」。大興行師・鯉沼利成と音楽人としてのキャリアの一部を共有できたことは光栄かつ名誉なことである。
マレットさばきのしなやかさ、ブラシの軽さ、思ったよりもシャープで大きな音のシンバル・ワーク、そしてその敏捷な身のこなしはレコードを聴いて頭に描いていたクールなイメージそのもの
林ライガは、オーソドックスな基本をしっかり押さえているため、フリー〜インプロ、はたまた邦楽とすら、めくるめく交感しうる鬼才である。
ほんとはオザケン+セカオワを筆頭にしてノンジャンルでノータイムなタガララジオを書こうと思っていたのですが、ピアノ盤ならべていたら締め切り日になっていたという、
出演日は必ず寝袋で、店内に寝泊まりしていく。どんなに飲んでも、ジョギングとストレッチは欠かさない。ボディビルダーとしては、毎年静岡県で5位以内を維持してきている。
デコラティヴな奏法ながら全体としては設計のしっかりした構成美に富んだ横田の演奏からはどこかガウディの建築が想起されたといえば言い過ぎだろうか。
41歳という若さで3管同時演奏という世にもまれな演奏方法と誰とも違った音の世界を探求し続け、命を絶つ直前まで演奏をし続けたカークの音への意欲は想像を絶する。
2015年3-4月。ニューヨークの強烈な磁場によって生まれる多くのギグ。
ところで、当夜の参会者のほとんどは知らない彼女の第4の顔がある。彼女はECMファンにはおなじみのピアニスト、マイク・ノックのパートナーなのだ。
絵画や音楽は、人間が創り出したものかのように見えるが、それらが生まれた土地や空気、自然が人を使って形にしたものではないだろうか。
ジャズなどの音楽が人々の暮らしの中でとても親しみやすい所にあり、どんな人でも気軽にフェスティバルを楽しめる環境がノルウェーのとても良い所だ。
2年有余をかけて『ECM catalog』は完成した。ECM本社のマンフレート・アイヒャー、スティーヴ・レイク、ハイノ・フライバーグからそれぞれ祝辞が届いた。ECMのオフィシャル・サイトを通じて海外発売もスタートした。
text by Ayumi Tanaka
オスロ・レポートの2回目はオスロの人と生活のあれこれです。
人口三百数十万の小国とはいえ、一国のジャズの全貌を一枚のCDで伝えきれるはずはないが、少なくともリトアニアというバルト三国の一つの現在のジャズ・シーンの精髄を切り取ったものであることは間違いない
1990年にリトアニアが再び独立を勝ち取ると、ジャズやその他のジャンルの演奏家にとって演奏したり、学んだり、さまざまなプロジェクトを創造する可能性がさらに広がっていった。
終演後、さっそく来場者のふたりから公演の申し出を受けたが、このギターと詩吟とフラワー・アレンジメントというユニークなコラボレーションが聴衆にアピールできたことを物語っているようだ。
会場は大勢のゲストで埋め尽され、ポーランドからのジャズ大使をひと目見ようと階段は立見客やら座り込む客で鈴なりとなった。