Jazz and Far Beyond
第3回は渡辺貞夫を特別ゲストに迎えブラジルからエリス・レジーナやエルメート・パスコアールが参加、さらに広がりのあるイベントになった。
1976年7月、アメリカ建国200年の”ニューポート・ジャズ・フェスティバル ・イン・NY ’76” のスペシャル・ライブとして組まれていたこのVSOPバンドは、当初は何と! マイルス・デイビス(tp)が出演するプログラムであった。
まるでチベット仏教の寺院の中の様なカラフルな幕(モキ・チェリー夫人のキルト作品)が背景に下げられていて、その前で子供や奥さんも参加してのファミリーバンドだったのだ!
そして生のサウンドを聴く事はジャズの本来の聴き方でもあるが、ジャズカメラマンはとても贅沢な特権と貴重な体験ができる!だからこれはやめられ無い仕事になった!(笑)
大胆にも日本公演を実現してくれたあいミュージック鯉沼さんのお陰でアート・アンサンブル・オブ・シカゴを京都で撮影できた。
NYのジャズ・シーンをオンタイムで日本に招聘したあいミュージックの鯉沼利成氏の存在とジャズに賭けるその熱い情熱を知った一瞬だった !
こっそり持ち込んだニコンで撮ったディジー・ガレスピーの写真が、写真雑誌「日本カメラ」の月例読者写真コンテストに応募して銅賞に入選した!