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Jazz and Far Beyond

ピーター・エヴァンス

CD/DVD DisksJazz Right Now特集『ピーター・エヴァンス』No. 263

#1966 『Peter Evans / Being & Becoming』
『ピーター・エヴェンス/ビーイング&ビカミング(存在と生成)』

「存在と生成」というタイトルの通り、多くの者に共有されるジャズ的な音要素を使ったサウンドから、よりシンプルで強靭な音要素をいちから使ったサウンドへの変貌。ジョエル・ロスら若い才能の突出にも注目すべき作品である。

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Interviews特集『ピーター・エヴァンス』No. 247

#177 【日米先鋭音楽家座談】ピーター・エヴァンスと東京ジャズミュージシャンズ

2018年9月に2週間に渡り日本のリスナーを狂喜乱舞させたピーター・エヴァンス。彼が東京でのギグを終えた翌朝、カフェで、東京の精鋭ジャズミュージシャン3人(辰巳小五郎、後藤篤、纐纈雅代)との座談を行った。

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Concerts/Live Shows特集『JAZZ ART せんがわ』No. 246

#1032 ランドフェスVol.10 仙川

JAZZ ARTせんがわとの同時開催をスタートして5年目となるランドフェス。今年は民家を活用したセッションなど新しい試みも取り入れ、日常の風景にダンサーとミュージシャンの即興セッションが突如入り込むという同イベントならではの特異性が例年以上に際立つ2日間となった。

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Concerts/Live Shows特集『JAZZ ART せんがわ』特集『ピーター・エヴァンス』No. 246

#1031 JazzArt せんがわ:藤原清登ディレクション

今後に向けて、巻上公一(総合プロデューサー)、藤原清登(プロデューサー)、坂本弘道(同)ら各リーダーの奮闘と善処に期待し、この異色のジャズ音楽祭「Jazz Art せんがわ」が今年を最後に終わるなどという悲しい結末だけは何としても回避していただきたい、と切にお願いする。

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Local(国内)特集『ピーター・エヴァンス』News

9/15〜9/27 ピーター・エヴァンス初来日ツアー

ニューヨークを拠点に活躍するトランペットの逸材ピーター・エヴァンスが9月に初来日!JAZZ ART せんがわを皮切りに、各地でゲストを迎えてツアーを行う。なお、本誌でNo. 244(8月5日更新)から3号連続でピーター・エヴァンスの特集を組む予定。

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Local(国内)News

9/14〜9/23 ジョン・ラッセル & ストーレ・リアヴィーク・ソルベルグ 日本ツアー

ロンドンのアンダーグランドな即興音楽シーンを支えてきたギタリスト、ジョン・ラッセルが、ノルウェーのオスロを拠点に即興演奏に軸足を置いた活動を続けているドラマー、ストーレ・リァヴィーク・ソルベルグと共に来日、各地でゲストを迎えてツアーを行う。同時期に来日するピーター・エヴァンス、ネッド・ローゼンバーグも参加する企画も予定されている。

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Local(国内)News

9/13〜9/16 JAZZ ART せんがわ

「JAZZ ARTせんがわ」が9月13日から16日にかけて開催される。11回目を迎えた今年はカナダ、ケベック州との交流プログラムがスタート、ケベックの音楽シーンを牽引するギタリスト、ルネ・リュシエが自身のクインテットで演奏する他、プレイベントでは大友良英と共演。また、ニューヨーク・シーンで注目されるトランペント奏者ピーター・エヴァンスなど国内外の数多くのミュージシャンが出演。

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ニューヨーク・シーン最新ライヴ・レポート&リリース情報Jazz Right NowInterviewsNo. 236

連載第27回 ニューヨーク・シーン最新ライヴ・レポート&リリース情報 ジェレマイア・サイマーマン・インタビュー

クラリネット奏者、インプロヴァイザー、サウンド・アーティストのジェレマイア・サイマーマン。この10年でニューヨークの即興音楽シーンにおけるキーマンとして登場してきた。インプロヴィゼーション、エレクトロニクス、ソロやアンサンブルでのさまざまな作曲的アプローチ。

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Jazz Right Nowニューヨーク:変容するジャズのいま 蓮見令麻No. 235

ニューヨーク:変容する「ジャズ」のいま 第18回 マタナ・ロバーツ:現代アメリカにおける音楽と政治

ニーナ・シモンが『ミシシッピ・ガッデム』を、ビリー・ホリデイが『奇妙な果実』をもし歌っていなければ、後世の我々はその当時の人々の苦しみを今ほど知ることが出来ていただろうか。シカゴルーツのサックス奏者、マタナ・ロバーツが音楽を通して表現する現代アメリカの政治的メッセージとは。

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ニューヨーク:変容するジャズのいま 蓮見令麻No. 224

ニューヨーク:変容する「ジャズ」のいま 第9回 イングリッド・ラウブロック~曲がりくねる道を歩く、真っ直ぐなひと~

草むらを這う蛇の様に予測のつかない動きで曲がりくねった道を進んでいくラブロックの演奏は、私達を時に翻弄するかもしれない。遊び心と探求心に満ち溢れた彼女の実験の数々に戸惑いながらも、驚きと発見を渇望するひとびとはその音色を追いかけずにはいられないだろう。

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CD/DVD DisksNo. 203

#1161 『Mostly Other People Do the Killing / Blue』

このアルバムを聴くわたしたちが巨人の名演を見出してしまうということ――それはジャズの本質としての即興性/一回性や、演奏者に固有の音楽といったものに対して、録音物を通して心酔していた聴衆が、果たして本当は何を聴いていたのかということを明らかにするための、ジャズの側からの苛烈な批評として受け取ることができるのではないだろうか。

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