#2354 『山猫トリオ / 闇を駆け抜ける猫たち Running through the darkness』
庄子勝治、植川縁というふたりの対照的なサックス奏者が古いブッシャーのサックスを吹き、即興音楽のソロイストとは異なる独自性をもつ照内央晴がピアノを弾く。録音が山猫軒独特の気配をとらえていることも特筆すべき点である。
続きを読むJazz and Far Beyond
庄子勝治、植川縁というふたりの対照的なサックス奏者が古いブッシャーのサックスを吹き、即興音楽のソロイストとは異なる独自性をもつ照内央晴がピアノを弾く。録音が山猫軒独特の気配をとらえていることも特筆すべき点である。
続きを読むパーカッショニスト・作曲家・マルチメディアアーティストのアンドレア・アンドレア・チェンタッツォが来日する。
続きを読むどんなに激しくとも、決して攻撃的でも破壊的でもなく、微光に包まれるような、どことなく温かな手触りが感じられる、じつに不思議な演奏
続きを読むオランダ在住の現代音楽系即興サックス奏者 植川縁の「夏の即興まつり 2023」をいくつかレポートする。
続きを読むプログレッシヴ・ロック領域の吉田達也と、アコースティック音にこだわる即興領域の照内央晴との4回目となるデュオ。
続きを読む生きる伝説的ドラマー・豊住芳三郎へのインタビュー第2弾。おもに1970年代までの音楽活動を中心とした初回に続き、欧米やアジアのインプロヴァイザーたちとの共演などに焦点を当てた。
続きを読む三者とも、そのサウンドを「このような」と一言で説明することができない。それがかれらの音楽性の深さと広さを物語っている。
続きを読む日本フリージャズの勃興時から活躍したドラマー/パーカッショニスト、豊住芳三郎(通称サブ)。その活動領域は日本にとどまらない。若き日から世界を旅し、シカゴではAACMと行動を共にし、またヨーロッパ即興シーンの猛者たちと国内外で共演を積み重ねてきている。2019年7月20日、埼玉県の山猫軒において照内央晴(ピアノ)、庄子勝治(アルトサックス)との演奏を行う前に、豊住にインタビューを行った。
続きを読む東京都町田市の和光大学で第9回の「特殊音樂祭」が行われた。すぐには評価が定まらない独自性を掘り下げる共同作業を、大学特有の場の力と化してゆくあり方は刮目にあたいする。
続きを読むフローリアン・ヴァルターの、3回目となる今回のツアーは、国境・ジャンル・スタイルを超えた音楽の交感と即興演奏の進化形を体験できる絶好の機会
続きを読むこの日の演奏は、それぞれの独奏とデュオであったが、いずれもインプロヴィゼーションであった。しかしこのインプロヴィゼーションが、ジャズ文脈のものでもサウンド依存のものでもなく、まして理念先行の即興である事自体だけを目的化したものでもなく、楽句から大形式へ向かう構造化過程を踏んだクラシック的なアンプロンプテュであった。
続きを読むベルリンを拠点にエクスペリメンタル・ポップミュージック、モダン・ジャズ、即興、現代音楽、劇音楽といった幅広い分野で活動し、ステレオタイプに囚われないプレイで注目される若手サックス/クラリネット奏者フローリアン・ヴァルターが単身来日、日本の個性派ミュージシャンと共演する。
続きを読む照内央晴、松本ちはやというふたりの即興演奏家によるCD作品『哀しみさえも星となりて』。そのレコ発ツアーの最後を飾るコンサートは、両演奏者と聴き手が有機的につながり、音風景が次々に転換する素晴らしいものとなった。
続きを読む照内央晴 (piano) と松本ちはや (percussion) による即興演奏新作CD発売記念コンサートツアー《哀しみさえも星となりて》のファイナルが東京・住吉のティアラこうとうホールで開催。
続きを読むトータルで60分に及ぶ3トラックのインプロヴィゼーションだが、長さを感じない。精神と技巧、経験と天啓との幸福な結託の記録。デビュー盤とは思えぬ肝のすわった貫禄である。演奏家とエンジニアのふたつの視点をもつ近藤秀秋のサウンド・ディレクションも秀逸。空気を切り裂き、跳躍し、収斂していく夥しい音の生が鮮やかに浮かび上がる。
続きを読む緊張、響きの美しさ、ユーモア、相互干渉と相互作用、音楽をなんらかの形にして提示せんとする「気」。強度の高い即興デュオ。
続きを読む和楽器の太鼓を想像する根底に響く音は謎だ。ドロドロが重量を感じさせ、ちょっと緊張する。巧く録ったなと感心する。
続きを読む照内央晴による身体表現とのコラボレーション。
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