今月号目次
Monthly Editorial
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From the Editor’s Desk #23 「Nadja のゆくへ」
私事ながら音楽業界の「構造的変化」につながる問題なのであえて取り上げた。
R.I.P. 杉田誠一
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天空の杉田誠一さんへ by sara(.es)
いかにも人間的で、個性的で、複雑な生き方ではあったでしょうが、すべて含めて粋な人だった。
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杉田誠一さんへ by 川島 誠
杉田誠一さん 先程連絡があり、杉田さんの
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杉田誠一さんとの付き合いを思い出すままに by 小針俊郎
横浜のジャズ業界のなかで、杉田誠一さんは特異な人という以上に、つきあいにくい変人とみられていた節があった。
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杉田誠一の思い出 by リューダス・モツクーナス In memory of Seiichi Sugita by Liudas Mockūnas
私たちが愛するジャズという音楽の歴史の一部となった、伝説的な人物に出会ったような気がした。
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杉田さんありがとう by フランソワ・キャリエール François Carrier
即興音楽で使われるのと同じ種類の言語は、今ここにある瞬間に関係しています。
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杉田誠一さんへの追悼文 by 大村幸則
彼のジャズに対する考え方はとても(彼の好きだった言い方をすれば)オーセンティックなもの
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「杉田さんとの時間」by 野道幸次
それからは時間帯関係なく電話が...毎度…二時間以上...(笑)
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追悼 杉田誠一さん by 小川隆夫
困ったのは、いつまで経っても終わらないことだ。でも、それが楽しくて、面白くて、別れたあとはまたすぐに会いたくなる。
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「大丈夫、俺が聴いてるんだから」by 大島 彰
お客さんが居なくても「大丈夫、俺が聴いてるんだから」なんて笑ってられました。
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「ありがとうな、ありがとうな」by 立石太郎
最後に、杉田さんと言えばやはり「ありがとうな」という口癖を思い出す。
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杉田誠一さんとジャズ批評 by 松坂ゆう子
日本のジャズ、ジャズメンに対し、大きな愛情を持たれていることを強く感じました。
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さようなら。伝説の人。by 斉藤安則
杉田さん、そっちの世界では高柳さんと喧嘩しないでくださいね。
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#140 杉田誠一写真集『ジャズ幻視行』
この写真集は杉田誠一が1969年から1975年の間に海外取材の際に撮影した写真を集成したものだ。
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#139 杉田誠一『ぼくのジャズ感情旅行』
氏が追い求めていたのは、ジャズという鏡に映し出された人間そのものにこそあるのではないだろうか.
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#2375 『フランソワ・キャリエ & サムライ / Live at Bitches Brew』
これらの演奏はビッチェズ・ブリューで繰り広げられた。大由が普通のプレイヤーとは異なるスタンスで演奏に臨み、香村が即興演奏の形を練り上げ、また纐纈がソロ演奏の場を幾度も得た場である。この機会を提供した杉田誠一のもつ緩衝帯についても、語っていかなければならないことである。
Column
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Reflection of Music Vol. 102 田村夏樹・藤井郷子「あれもこれも2025」
今年で10回目となる田村夏樹・藤井郷子の昼夜ぶっ通しライヴ「あれもこれも」が2月2日に新宿ピットインで開催された。
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ヒロ・ホンシュクの楽曲解説 #113 Branford Marsalis <Belonging>
ブランフォード・マルサリスのブルーノート移籍第一弾は、なんとキース・ジャレットの『Belonging (1974)』のアルバム丸ごとカヴァーだ。ブランフォードのインタビューを色々交え、彼の音楽に対する姿勢とこのキースの美しい曲の解説を試みた。
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ある音楽プロデューサーの軌跡 #59「杉田誠一との仕事」
著作集刊行の記念に写真展とゆかりのミュージシャンによるライヴ演奏で祝う予定だ。
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風巻 隆「風を歩く」から Vol.36「メキシコ・モンテレイ1992」
percussと いうのは医者が指でトントンからだを叩く「打 診 」 の こ と だ 。
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論考『地底のレコードへの飛翔』(後編)
まずジャズを通じて、我々は可能な限り生命力を抽出しなければならない。タルタロスの深奥から、ファー・ビヨンドへ。
Reviews
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ヒロ・ホンシュクの楽曲解説 #113 Branford Marsalis <Belonging>
ブランフォード・マルサリスのブルーノート移籍第一弾は、なんとキース・ジャレットの『Belonging (1974)』のアルバム丸ごとカヴァーだ。ブランフォードのインタビューを色々交え、彼の音楽に対する姿勢とこのキースの美しい曲の解説を試みた。
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#140 杉田誠一写真集『ジャズ幻視行』
この写真集は杉田誠一が1969年から1975年の間に海外取材の際に撮影した写真を集成したものだ。
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#139 杉田誠一『ぼくのジャズ感情旅行』
氏が追い求めていたのは、ジャズという鏡に映し出された人間そのものにこそあるのではないだろうか.
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#2375 『フランソワ・キャリエ & サムライ / Live at Bitches Brew』
これらの演奏はビッチェズ・ブリューで繰り広げられた。大由が普通のプレイヤーとは異なるスタンスで演奏に臨み、香村が即興演奏の形を練り上げ、また纐纈がソロ演奏の場を幾度も得た場である。この機会を提供した杉田誠一のもつ緩衝帯についても、語っていかなければならないことである。
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#2374 『Christos Yerolatsitis Trio / Daydreaming』
『フリストス・イェロラツィティス・トリオ/ デイドリーミング』キプロス出身のピアニスト、Christos Yerolatsitis (フリストス・イェロラツィティス)のトリオのデビュー盤。現代的なジャズとギリシャの音楽文化が自然に融合し、クールで先鋭的でありながら、抒情性に満ちている。
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#2373 『チック・コリア・トリオ/トリロジー3』『Chick Corea Trio / TRILOGY 3』
本作品はチック生涯の最終到達点でありピアニストとしての原点回帰と言えるのではないだろうか。
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#2372 『中村海斗/Invisible Diary』with 佐々木梨子、布施音人、高橋陸、加藤一平
石若駿の次の世代で最も注目すべきドラマー/作曲家 中村海斗のセカンドアルバム。海斗の作曲したストーリーの上で、メンバーが自由自在かつ緻密に繰り広げる演奏は衝撃的だ。20歳のアルトサックス佐々木梨子の音楽性も恐ろしいほどだ。
Concert/Live Report
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Reflection of Music Vol. 102 田村夏樹・藤井郷子「あれもこれも2025」
今年で10回目となる田村夏樹・藤井郷子の昼夜ぶっ通しライヴ「あれもこれも」が2月2日に新宿ピットインで開催された。
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#1358 大友良英 沼尾翔子 磯端伸一 鈴木彩文 at hako gallery
若手の沼尾と鈴木がベテランの大友、磯端とそれぞれデュオ・セッションを行う。
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#1357 ワンダフル・ワールド〜ルイ・アームストロング・ミュージカル
A Wonderful World-The Louis Armstrong Musicalなどでルイの複雑な気持ちを伝える場面もあり、この話題を避けてはいないのも良かった。
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#1356 Joe Rosenberg Quartet JAPAN Tour 2025 大阪公演
ソプラノサックス奏者、Joe Rosenbergが率いる2管コードレスカルテットには、関西拠点のプレイヤー3人が加わった。中身の濃いインプロヴィゼーション、曲展開の面白さは、今年も期待通りだった。
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#1355 柳原由佳、馬場孝喜、沢田穣治 at 大阪・天満「バンブークラブ」
色彩豊かな音世界を描く3人が2月大阪に初めて集い、衝撃のケミスリーを生み出す奇跡のライヴとなった。4月20日、下北沢「No Room for Squares」で東京初演を予定しており、この奇跡の出会いとサウンドをぜひ体感して欲しい。
Interviews
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インプロヴァイザーの立脚地 vol.30 山㟁直人
山㟁直人は「叩く」ことの少ない稀有な個性をもった打楽器奏者である。国籍もあまり関係なさそうにみえる。この独自の道を、かれはどのように切り開いてきたのか。
音質マイスター萩原光男のサウンドチェック
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“音質マイスター” 萩原光男の聴きどころチェック #9『チック・コリア・トリオ/トリロジー3』『Chick Corea Trio / TRILOGY 3』
このアルバムを聴いて「凄い音だ!」というのが第一印象だ。