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Jazz and Far Beyond

ウォルター・ラング

R.I.P. ウォルター・ラングNo. 290

宙に by 甲斐正樹

Walterの奏でるピアノの音がアンサンブルの中で宙に浮かんでいる感覚。Walterの音は、僕のベースの音に磁力なようなものでコネクトしていながら、そこに対して宙に浮いているという美しさを放っていた。それ以降、Walterの魂、美学が、永遠に生きた形として僕の体に残り続けている。

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R.I.P. ウォルター・ラングNo. 290

Walter Lang 来日トリオ公演(2018年11月)とCD『Pure』(2019年・アトリエ澤野)by 岡崎凛

2018年にウォルター・ラング・トリオ大阪公演に行き、穏やかだが凛としたピアノの音色に触れ、躍動感に満ちたドベースとドラムに出会う。日本と縁の深いウォルター・ラング(p)は、これから何度も来日するだろうと思っていた。アトリエ澤野からのリリースのCD『Pure』が、まさか遺作になってしまうとは…

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