JazzTokyo

Jazz and Far Beyond

投稿者: 多田雅範

BooksNo. 278

#107『AA 五十年後のアルバート・アイラー』

編集・批評家・オ−ガナイザー、細田成嗣の顕現、さらなる色違い重版を祈念する、 

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CD/DVD DisksNo. 274

#2056 『菊地雅章ピアノ・ソロ/花道』
『Masabumi Poo Kikuchi Piano Solo / Hanamichi』

この全編1ミリも途絶えることない胸を締め付けるバラッドの瞬間たち、メロディとフレーズそのものじゃないか、天国のプーさんよ、すげえよ、これ、 

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タガララジオ 多田雅範No. 261

タガララジオ 55 track 480-485
radio Tagara track 480-485

昨夜編集 CDR 友だちのホソダさんと居酒屋で、おれは今年の1枚はハスミレマだよ!と勢いを放つと、あ、わたしもそうですよと静かに微笑む、

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特集『ECM at 50』タガララジオ 多田雅範No. 260

タガララジオ 54
radio Tagara 54

この夏、タワレコ冊子『intoxicate』にお声かけいただいて、50周年を祝す小文を書かせていただいた、

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CD/DVD DisksNo. 258

#1639 『橋爪亮督|中村真/プレイ・スタンダーズ Vol.1』
『Ryosuke Hashizume | Makoto Nakamura / Play Standards Vol 1』

35年経ってスタンダーズ・キース・ジャレットをバッサリ斬ってしまう録音を日本の自主レーベルが成し遂げている、紛れもない傑作に立ち会っている、

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タガララジオ 多田雅範No. 247

タガララジオ 53 track 452-465
20世紀の、30世紀の、40世紀の、50世紀の、60世紀の、70世紀の、80世紀の、90世紀の!

これから寒い冬にタガララジオは向かいます、みなさまちょいと足をとめて、視聴してみてはいかがでしょうかと、ご案内いたしまする、

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タガララジオ 多田雅範No. 244

タガララジオ51 track 423-432「猛暑とたたかう音楽、」

左から、マイケル・フォーマネク、トーマス・フジワラ、益子博之、メアリー・ハルヴァーソン、

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タガララジオ 多田雅範No. 243

タガララジオ 50 中目黒のアニキは、音楽は家具のようなものになってゆくと言う、

”新しいレーベルが誕生する、それは3都市でのライブ録音、CD3枚組で、クラシックのレーベルという打ち出しなのだが、

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タガララジオ 多田雅範No. 242

タガララジオ49「子と手をつないだ様子が、あ、ち、こ、ち、歩いてる、」

かつてECMレーベルが84年にニューシリーズを発足させ、第一弾のアルヴォ・ペルト『タブラ・ラサ』によって”現代音楽の風景を一変させた”という史実の、21世紀ヴァージョンがここに登場した

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CD/DVD DisksNo. 239

#1493 『Kit Downes / Obsidian』

教会オルガンの音色が必然的に持ってしまう文化的な文脈、その抑圧といったちからとの相克、サン・チョンとダウンズが創ったこのサウンドを聴くわたしたちリスナーは試されているようだ、

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Columnタガララジオ 多田雅範No. 236

タガララジオ 48 「2017年、晩秋に聴かれるべき5枚のピアノ盤を!」

ほんとはオザケン+セカオワを筆頭にしてノンジャンルでノータイムなタガララジオを書こうと思っていたのですが、ピアノ盤ならべていたら締め切り日になっていたという、

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CD/DVD DisksNo. 235

#1452『Tim Berne’s Snakeoil / Incidentals』

チェス・スミスはトランス状態になってはいないか?いつの間にプロデューサー席から怪人デヴィッド・トーンがそこに現れているではないか、

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ReviewsNo. 234

#1441『Todd Neufeld / Mu’U』

菊地雅章が身を挺してこじ開けたインプロジャズは、胚胎しその種子となった核がいたるところに内在していることが聴きとることができる、しかしながらそれは、卓抜した演奏者、ここの5にん、トロンボーンを繰るタイションも含む、によってでしか到達できない結果として、だ、もとよりジャズは奏者の力量がものを言う、

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CD/DVD DisksNo. 229

#1404『Theo Bleckmann / Elegy』

後半、エレジーのリプライズからの4トラック、への展開が、特に素晴らしい、ブレックマンの声が躍動する、このセッションの熱気が一体化している到達、同じドイツのWinter & Winterレーベルから引っこ抜いただけある、

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CD/DVD DisksNo. 223

#1346 『キース・ジャレット・ピアノソロ/ア・マルティチュード・オブ・エンジェルズ』

女の子が母親になって、白髪混じりになった今日もやはりサンベアを挙げるのだろうが、その次にすすめるのはこの『たくさんの音楽的天使たち』かもしれない。

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CD/DVD DisksNo. 223

#1345 『ウォルフガング・ムースピール/ライジング・グレース』

他のレーベルでドル箱リーダー作勝負作をリリースするメンツをサイドメンに配置する。これが現在のECMレーベル、アイヒャー統帥の実力なのだ。

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InterviewsNo. 223

#150(Extra) 『地下音楽への招待』刊行: 剛田武

この本の主人公は音楽でも人でもなく「場」なんです。「地下音楽」のことをまったく知らなくても、自分たちの場を作ろうと動き出した人たちが、何かに導かれるように繋がり合い、それぞれの目的に向かって散って行った栄枯盛衰の物語として楽しんでいただきたいですね。

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BooksNo. 222

#087 『地下音楽への招待』

この本はインタビュー&アーカイブではない、博物館なディスクアーカイブとも無縁だ、70年代後半から80年代にあったとされる音楽は今もリアリティを持って生きていることに愕然とさせられる、付録CD 18トラックがそれを補完している、

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CD/DVD Disks特集『今、ロバート・グラスパー』No. 209

# 1232 『ロバート・グラスパー・トリオ/カヴァード』

さて、本作『カヴァード』。グラスパーのピアノ、やはり上手い。ブルーノートに居るような柔らかさ。でも、揺れている。余裕が甘さにすべる。個性やアクはない。おれはピアニストとして立っているわけではないから、と、打音が言う。

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Concerts/Live Shows~No. 201

#720 JAZZ ART せんがわ 2014

3つのステージを観終えたとき、ふと、伊藤キム、センヤワ、坂田明の声の多彩が一本のテーマとして浮上していたのに気付いた。翌日のトリは友川カズキだという。言わずもがな、な、声と歌だ。「生きているって言ってみろ」の絶叫が締めなら、出来すぎ君である(実際、そうだったという)。

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CD/DVD DisksReviews~No. 201

#861『Jeff Cosgrove/Motian Sickness “for the Love of Sarah”- The Music of Paul Motian』
『ジェフ・コスグローヴ/モチアン症候群〜ポール・モチアンの音楽』

そんなことは忘れて、これ、実にいい。ヴィオラとマンドリンの音色の異化効果もあってか、単に作品集という意義を超えてバトンされるモチアン・ミュージックのコアが聴こえるものだ。

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