巻上公一 NYの現代芸術財団のアーティスト賞を受賞
巻上公一がNYのFOUNDATION FOR CONTEMPORARY ARTSの2024年度芸術家助成(Grants to Artists )に選出された。
続きを読むJazz and Far Beyond
巻上公一がNYのFOUNDATION FOR CONTEMPORARY ARTSの2024年度芸術家助成(Grants to Artists )に選出された。
続きを読む今年最初に出かけたライヴは、実験音楽家ピエール・ベルテ Pierre Berthet、ロンドン在住の彫刻家中島吏英そして坂田明による即興パフォーマンス。続いて「田村夏樹・藤井郷子 あれもこれも2024」と第16回JAZZ ART せんがわへ。
続きを読むJazz Art せんがわの手本であるメールスが逆にせんがわから学ぼうとしている。これこそ「ひと言で判られないフェスティバル」の真の在り方であろう。
続きを読む第16回JAZZ ARTせんがわが1月11日から14日に開催。今回は、ジョン・ゾーンを追ったマチュー・アマルリック監督によるドキュメンタリー映画『Zorn』3部作を上映。初日には巻上公一が率いる「John Zorn’s Cobra アニバーサリー部隊」が演奏する他、JAZZ ARTせんがわ独自のプログラムで行われる。
続きを読む「すべてが完成していたら、前途にはもう何もないのです」というイリヤ・カバコフの言葉通り、果て=完成がないからこそヒカシューはどこまでも行けるのだ。
続きを読むヒカシュー結成45周年記念ライヴ@Club Quattro 開店30周年記念News View
続きを読む劇場改修工事のため、12月1日から4日間にわたって開催される今年のJazzArtせんがわ。
続きを読む今年の「JAZZ ART せんがわ」は、12月1日から4日にかけて調布市せんがわ劇場にて開催される。
続きを読む2019年のマンスリーライヴで振り返った過去40年間の楽曲と、緊急事態宣言下で即興で制作された前作『なりやまず』の両方の要素、つまり作曲と即興が混然一体となったヒカシュー・ワールドの現在進行形が集約されている。
続きを読むこれほど表情豊かなバンドは他にいるだろうか?男は黙って背中で語る、というのは過去の美徳。顔満面の表情でサウンドを奏でるのが異形のロックバンドの心意気なのだ。
続きを読む本作に通底する言葉にできないほどヘヴィなメッセージには、マイナスをプラスに転化しようとする意志と希望が込められている。世界にどんなことが起ころうと、ヒカシューがやるべきことはただ一つ、鳴り止まない音楽を奏で続けることだけなのだから。
続きを読むヒカシュー3年ぶり、24作目のオリジナル・アルバム『なりやまず』をリリース。
続きを読むインプロと言ってもジャズでもロックでもクラシックでもエスニックでもない。特定のスタイルに囚われない独自のスタイルは、“分かりにくい音楽こそ面白い”と宣言するフェスティヴァル『JAZZ ARTせんがわ』の精神を個人的なレベルで実践している証拠である。
続きを読む好きな音楽の基準は「分かるか分からないか」ではなく「心が動くか動かないか」である。JAZZ ARTせんがわは、縮小開催された今年も最高に心が動く瞬間を与えてくれた。
続きを読む第13回目を迎えるJAZZ ART せんがわ、調布市せんがわ劇場を会場に9月16日から20日にかけて開催される。今年は「コロナウイルス vs ミュージック」、コロナ対策を徹底した上で観客の上限は50名(定員121名)のみに制限、また会場に足を運べない人のために有料でライヴ配信も行う。
続きを読むマキガミサンタチのイマジネーション豊かな音楽は、聴き手の音楽脳(右脳)をやさしくマッサージする。その一方で楽曲タイトルのシュールな言葉遊びが、言語脳(左脳)のシナプスを震わせる。左右の脳のバイブレーションが共鳴して生まれる刺激の波が、聴き手の感情に新たなさざ波を起こす。
続きを読む日本のフリージャズのパイオニアでパリ在住の沖至が入院先の病院で8月25日に亡くなった。享年78。
続きを読む巻上公一は宣言する。「自分たちのためにも ライブ会場や 応援していただける皆様のためにもマンスリーヒカシューを続けます」
続きを読むヒカシュー40周年の今年(2019年)を締めくくるのはヒカシューのリーダー、巻上公一が主にヒカシューの歌として綴ってきた詩を集成した『至高の妄想』書籍の刊行。版元は数々の著名な詩人の詩集を出版してきたことで知られる書肆山田。
続きを読む存続が危ぶまれていた「JAZZ ART せんがわ」だったが、関係者有志が立ち上げたJAZZ ART実行委員会の粘り強い交渉により、調布市の共催を得て、開催に漕ぎ着けたのは特筆の値する。所感と各ステージの模様をスライドショーにて。
続きを読む存続が危ぶまれていた「JAZZ ART せんがわ」、関係者による調布市との粘り強い折衝により、JAZZ ART 実行委員会と調布市との共催で、9月12日から15日にかけてせんがわ劇場と仙川フィックスホールで開催されることが決まった。今回は準備期間が短く、予算的に大変厳しい状況下で開催となるため、クラウドファンディングでのサポートを呼びかけている。
続きを読むいずれ、受精後40年、大抵の事は演奏自体で出来る自信があると自負するバンドに成長したヒカシューは、極めて正気の沙汰のまま変態を達成した。
続きを読むDSD録音の中で音圧感を見事に再現した驚嘆のライブ感に絶句。
続きを読む「行き過ぎることを恐れない」という地下音楽のテーゼを今一番継承しているのは地下アイドルに違いない。
続きを読むPart 1では遂に来日したアメリカのみならずヨーロッパでも評価されているピーター・エヴァンスについて、Part 2では今年が最後になるかもしれない「Jazz Art せんがわ」をスライドショーと共に。
続きを読む何百億円も費やす国家的一大イベントに引けを取らない市民レベルの国際音楽交流の場『Jazz Art せんがわ』を経験出来る僕たちは、メダリストにも負けない貴重な記憶の更新者なのである。
続きを読む日本地下音楽シーンの個性派二人による音楽の消失した先にある表現の地平を垣間見せるミニアルバム。即興音楽の深みと味わいを強く感じさせる宝石の一枚。
続きを読む今年聴いた中で海外編として3本取り上げたが、いずれもJazzTokyoがらみで気がひけるが、音楽にかけるひたむきさ、真摯な態度が共通してみて取れ、心打たれた。
続きを読む「見つかる」ことで世界が広がることは、地下音楽でも地下アイドルでも違いはないことを実感した2017年であった。
続きを読む「即興とソング」をテーマに活動する世界随一の雑食性バンド、ヒカシューの23枚目のオリジナル・アルバム。結成39年目にして創造力の極みを更新し続ける彼らに、注目の若手サックス奏者クリス・ピッツィオコスをはじめとする個性派ゲストが加わり展開されるサウンド・ワールドは、迷える現代人への黙示録である
続きを読むJAPAN TOUR終盤のクリス・ピッツィオコス×吉田達也デュオと唯一の完全ソロ公演をレポート。日本公演で培った吉田との共感と、日本のオーディエンスへの敬意を素直に表現するピッツィオコスの音楽は、テクニックではなく豊潤な表現力があるからこそ輝いているのである。
続きを読むクリス・ピッツィオコスJAPAN TOUR、札幌での2日間(9月26、27日)は大友良英との共演であり、いくぶんスペシャル感の強い2日間となった。大友 (g)、Sachiko M (sine wave)、山崎比呂志 (ds)、不破大輔 (b) 芳垣安洋 (ds)というベテラン勢と交歓した二日間を北海道在住のゲスト・コントリビューターがたっぷりとレポート。
続きを読む初来日したニューヨーク即興シーンの新鋭クリス・ピッツィオコスと日本の個性派サックス奏者・橋本孝之と川島誠、そしてノイズ・シーンのオリジネーター美川俊治。“今ここにある音楽表現”を続けるための姿勢と思想を語り合う対談のドキュメント。
続きを読む「JAZZ ART せんがわ」がスタートしたのは2008年、今年遂に10周年を迎えた。商業主義とも単なる街興し的なお祭りとも一線を画した独自の路線を持つフェスティヴァルが続いたことは嬉しい。おめでとう!
続きを読む記念すべき第10回目となるローカル国際音楽フェス『JAZZ ARTせんがわ 2017』は、過去最長5日間の開催となった。海外からの個性はアーティストも参加し、ジャンルと国境を越えた交流が生まれた。これからも多くの音楽家やファンが「JAZZ ARTせんがわ」で縁を結ぶことになるだろう。
続きを読む2012年ニューヨーク即興音楽シーンに彗星のように登場したクリス・ピッツィオコスの待望の来日ツアーが9/17からスタート。ヒカシューの新作に参加するなど注目を集める若手サックス奏者が現在の心境と音楽シーンについて語るちょっと辛口の最新インタビュー。
続きを読むヒカシューのリーダー、ヴォイス・パフォーマー、インプロヴァイザー、プロデューサーなど様々な顔を持つ巻上公一が、ジョン・ゾーンとニューヨーク・シーンからJazz Artせんがわ、クリス・ピッツィオコスが参加した新作から即興音楽の将来まで語り尽くすロング・インタビュー。
続きを読むニューヨークのサックス奏者クリス・ピッツィオコスが来日する。ヒカシュー、吉田達也、大友良英、広瀬淳二、JOJO広重、スガダイローといった日本の先鋭的ミュージシャンとの共演を含み、13日間で13公演。
続きを読む日本・デンマーク外交樹立150周年記念イベントのひとつとして10日間に亘って開催された「オポジット2017」(OPPOSITE 2017)は、未知との遭遇の歓びに溢れ、限りない好奇心に貫かれていた。音響・無国籍音楽・ハードコアジャズ、すべてがデンマークの香りに満ちた極上の体験だった。
続きを読む「JAZZ ARTせんがわ」のようなフェスティヴァルはメディアでもある。2日間通えば、現代のリアリティを体験することが出来る。東京ローカルとはいえ、幾つもの音楽シーンが存在する。それを横断するような新たな出会い、刺激のある独自のプログラムがあるところがいい。
続きを読む終演の挨拶で巻上はJazz Artせんがわの目的は「分かり易い音楽、つまり強度が強くてすぐに判る音楽を届け、出会いの場を作る」ことだと語った。昨年言っていた「ひと言で判られないフェスティバル、楽しくない音楽」とは対照的に見えるが、まったく同じものを指していることは、一度でも会場に足を運べば即座に理解出来る。
続きを読む3つのステージを観終えたとき、ふと、伊藤キム、センヤワ、坂田明の声の多彩が一本のテーマとして浮上していたのに気付いた。翌日のトリは友川カズキだという。言わずもがな、な、声と歌だ。「生きているって言ってみろ」の絶叫が締めなら、出来すぎ君である(実際、そうだったという)。
続きを読む「JAZZ ARTせんがわ」も今年で7回目、バラエティに富んだプログラムで、目を耳を五感を楽しませてもらった。継続することは意味がある。来年もまたこのイベントで「出会い」があることを期待したい。
続きを読むフェスティバルの大団円は、ジョン・ゾーンが1984年に考案したゲーム理論に基づいた即興演奏スタイル、ジョン・ゾーンズ・コブラ。当時から日本の即興音楽家を魅了し、数々の日本人演奏家により実践されてきた。現在も巻上公一を中心に継承されている。
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