Reflection of Music Vol. 98 吉田隆一「プレイズ・カーラ・ブレイ」
もはやカーラ・ブレイ作品への取り組みは、吉田のライフワークと言っていいのかもしれない。
続きを読むJazz and Far Beyond
もはやカーラ・ブレイ作品への取り組みは、吉田のライフワークと言っていいのかもしれない。
続きを読むカーラ・ブレイ『Escalator Over The Hill』はとても異様なアルバムです。それは音楽の指向がポール・ヘインズによるテキスト=現代詩の抽象性と完璧に嚙み合った結果だと私は考えています。音楽単体でこの異様さに辿り着いたのではないはずです。
続きを読むカーラにはサティやモンポウ、あるいはセロニアス・モンクの作品と同じくらいよく練られた作品がたくさんある。(マンフレート・アイヒャー)
続きを読むCarla Bleyを初めて聴いたのは、大学のビッグバンドの先輩が部室に持ってきたカセットテープに録音された『Live!』でした。
続きを読む彼女の死はあまりにも悲しいけれど、本当に素晴らしい曲と演奏をたくさん残してくれてくれた彼女に尊敬と感謝しかない。
続きを読む真冬の極寒のセッションだったが、この時もカーラの手製のサウンドイッチに救われたのだった。
続きを読む僕の中ではぽっかり穴が空いてしまった。カーラの残した美しい宝物のような世界に埋もれ現実逃避して、さらに存在感が増す。しかしこの先は新しいものが生まれてくる事はない。
続きを読む作曲とインプロビゼーションの間に広がる宇宙、どんな楽器もスタイルも取り込んでしまうハッピーな演奏。現代の音楽の世界を豊かに押し広げてくれた。
続きを読む文筆家は言葉で、音楽家は音で世界のありようを表現する。国境も主義も宗教も超えた問答無用の生命への讃歌。それは人の心の深いところで静かにしかし凛然と響き続ける。
続きを読む二人とも派手なプレイはせず、ただただ淡々と音を紡いでいく、でも音楽はじわっ、じわっと温かくなっていく。それはそれは素敵なコンサートでした。
続きを読む美しいサウンドの中には絶妙に配合されたポイズンが彼女特有のエッセンスになり、どれだけの影響を自分に与えてくれたことか。
続きを読む「私の子供のような”Lawns”に新しい命を吹き込んでくれてありがとう」と宝物のメッセージがカーラより届きました。
続きを読むカーラの音楽の最大の魅力は、その本質的なエロスにあり、しかも動物的なものというよりは、毒性を持った熱帯性植物に近いような気がします。
続きを読むプロデュースしていた「東京JAZZ」にカーラに出演してもらうのがずっと夢だった。
続きを読むカーラは真に「独立」した音楽家だった。ジャズに於けるインディーズの在り様を突き詰め、あらゆる困難に対して一歩もひかない怯まない姿勢を示し通した大きな存在だ。
続きを読むカーラの70年代は、様々な音楽のエッセンスや個人の才能を取りまとめ一つの流れの中に消化していくことから生まれるものを音楽にする、実験的な工程で作っていたと思っています。
続きを読む音楽はテクニックでもないし、複雑なことでもない。人生のようなものなんだ。人生を語るものだ。どのように感じたか。何が出来るか。演奏する時に悲しい気持ちならば、そう伝わる。
続きを読む2023年10月17日に87歳で亡くなったピアニストで作編曲家のカーラ・ブレイを偲んで、カーラを深く敬愛していた大友良英によるふたつのプログラムが放送された。期間限定で配信で聴くことができる。
続きを読む偉大な作編曲家であり、運動家であり、ちょっと怖いけどユーモアたっぷりのCarla Bley (カーラ・ブレイ) が他界してしまった。George Russell (ジョージ・ラッセル) 繋がりで親近感があったのにあまり知らなかったカーラだが、面白いインタビューを見つけたのでそれを含めてユーモアたっぷりのこの1曲を解説してみると、カーラの凄さを改めて思い知った。
続きを読むJCOA出身の強烈なミュージシャン達の個性がおもちゃ箱をひっくり返したように飛び出してくるような面白さと、Carla Bleyの強度の高いアレンジの中でCharlie Hadenの伝えたいメッセージによる音楽的な統制の取れた作品だと思います。
続きを読むあらゆるパッションを放棄、ひたすら自己の古層に退行、沈着して、ミネソタの枯山水化していく。
続きを読む私が考える「ジャズの第三世界」と呼ぶべき人々の意思がこだまする、ジャズ史に於いても重要な作品です。
続きを読む「Go Tigether」は何というか聴いていて幸せになります。よく歌って、よくスイングし、ちょっと色っぽい2人の対話が羨ましい。
続きを読む新宿ピットインで吉田隆一の”プレイズ 3デイズ” が行われた。タイトルは「The Thrid World of Jazz “プレイズ” 3 デイズ」で、取り上げたのはガトー・バルビエリ、カーラ・ブレイ、チャーリー・ヘイデン。
続きを読む感動で打ち震えながら辺りを見回すと、キース・ジャレット、そして名だたるECM関連のアーティストたちのポートレイト写真が目に入ってきた。いいねえ、と今にも声が聞こえてきそうである。
続きを読むそもそも、(カーラ・ブレイに)妖気など初めからなかったのだ。
渋谷毅は教えてくれる。
わたしは、シャツ一枚を着てピアノを弾く姿、そしてそんな音楽を奏でる「渋谷さんが大好き」だ。
続きを読むドイツ連邦文化大臣モニカ・グリュッタースが、ドイツジャズ賞 Deutscher Jazzpreises を立ち上げた。その第1回の受賞者が発表され、ピアノ/キーボード部門で高瀬アキが受賞。
続きを読む淡々と演奏していながらも底知れないユーモアと機微を含み持つ音楽である。3人とも自然体そのものだ。余計な力など何も感じられなかった。
続きを読む四半世紀の歴史で初めて女性の受賞者が過半数を超えた。なお「最優秀レーベル賞」は ECMが受賞した。
続きを読むバランスの良さが光る。さらに、各パートのサウンドの良さには驚嘆。
続きを読むドイツ・エスリンゲンでジャズフェスティバルが開催され、2018年はECM 50周年にフォーカスし、エグベルト・ジスモンチ、ラルフ・タウナー、カーラ・ブレイ、クリス・ポッターなどのコンサートが行われ、10月20日にはマンフレート・アイヒャーを追った映画『Sound and Silence』の上映と、マンフレートの講演が予定されている。
続きを読む10/12-14に韓国で開催されるジャラサム・ジャズ・フェスティバルに、カーラ・ブレイ、スティーヴ・スワロー、アンディ・シェパードのトリオが出演。この他、ECM関連では、ニック・ベルチェ”浪人”、コリン・ヴァロン・トリオが出演する。
続きを読むここ数年セシルに会いたいと思ってきたけど、果たせなかった。そして、彼は逝ってしまった…。
続きを読むディキシーランド・ジャズからスタートしたラズウェル・ラッドの長い音楽キャリアは時代を反映したフリー系ジャズを経て、ワールド・ミュージックで幕を閉じた。
続きを読むラズウェルのために書いた楽曲がピアノで作曲したように聞こえるという批評を受け、それからはホーンのためにはホーン奏者の身になって書くように心がけるようになりました。
続きを読む元彦さんは皓正さんを「兄貴」と慕い、皓正さんは元彦さんを「トコ」と何かにつけ目をかけていた。二人はとても生真面目で真摯に音楽に立ち向かい、自らを厳しく律していた。
続きを読むカーラ・ブレイの作曲面でのアプローチ、既成のイディオムに縛られず、独自のメロディー・ラインやコード進行に依る世界はジャズにおける作曲と即興演奏を再定義させるもので、直接的、間接的に多くのミュージシャンに影響を与え、現代のジャズに繋がっている。
続きを読むECM5月新譜は、カーラ・ブレイ・トリオの新作。プロデューサーはマンフレート・アイヒャー。
続きを読むtext by Masahiko YUH
続きを読むカーラ・ブレイはなんとも形容しがたいほどかわいいチャーミングな女性である。そして、ファインダーでみるカーラは天真爛漫で純粋、シャイのかたまりである。
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