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Jazz and Far Beyond

投稿者: 齊藤聡

Interviews特集『ピーター・エヴァンス』No. 247

#177 【日米先鋭音楽家座談】ピーター・エヴァンスと東京ジャズミュージシャンズ

2018年9月に2週間に渡り日本のリスナーを狂喜乱舞させたピーター・エヴァンス。彼が東京でのギグを終えた翌朝、カフェで、東京の精鋭ジャズミュージシャン3人(辰巳小五郎、後藤篤、纐纈雅代)との座談を行った。

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Concerts/Live Shows特集『JAZZ ART せんがわ』No. 246

#1028 ローレン・ニュートン×ハイリ・ケンツィヒ、山崎阿弥、坂本弘道、花柳輔礼乃、ヒグマ春夫(JAZZ ART せんがわ2018、バーバー富士)

ヴォイス・パフォーマーのローレン・ニュートンが、ベーシストのハイリ・ケンツィヒとともに来日した。せんがわのステージではヒグマ春夫の映像をバックに、山崎阿弥、坂本弘道、花柳輔礼乃と傑出したパフォーマンスをみせた。翌日のバーバー富士では、対照的に至近距離の空間において演劇的ともいえるデュオの多彩さを披露した。

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CD/DVD DisksNo. 244

#1540 『謝明諺 / 上善若水 As Good As Water』

台湾の雄・謝明諺(シェ・ミンイェン)が、豊住芳三郎、李世揚との即興セッションを行った。極めて自然に汎東アジア的な音の物語を提示してくれるアルバムであり、三者の異なるバックグラウンドや経験を反映してか、サウンドは天地のあちこちをさまよい、そのつかみどころのなさがまた大きな魅力となっている。

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CD/DVD DisksJazz Right NowNo. 244

#1539 『Dystil』

ブライアン・キュー、クインシー・メイズ、マーク・バリクによる鮮烈な初リーダー作。曲のひとつひとつが夢、あるいは映画の忘れがたい断片を想起させるように聴こえる。夢の世界を彷徨うようでありながら、音要素の数々は奇妙にリアルに迫るサウンドである。そのギャップが、音楽を開かれたものにしている。

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Concerts/Live Shows特集『クリス・ピッツィオコス』No. 235

#977 クリス・ピッツィオコス JAPAN TOUR 2017 秋葉原『スペシャル・セッション』

クリス・ピッツィオコス初来日ツアーの最終日は、ノイズ、ロック、フリージャズなどを相互に越境する怪物たちとのギグとなった。ルインズの吉田達也に加え、フリージャズ・インプロの広瀬淳二にスガダイロー、非常階段のJOJO広重。

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Concerts/Live ShowsNo. 232

#966 照内央晴・松本ちはや《哀しみさえも星となりて》 CD発売記念コンサートツアー Final

照内央晴、松本ちはやというふたりの即興演奏家によるCD作品『哀しみさえも星となりて』。そのレコ発ツアーの最後を飾るコンサートは、両演奏者と聴き手が有機的につながり、音風景が次々に転換する素晴らしいものとなった。

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