JazzTokyo

Jazz and Far Beyond

投稿者: 神野秀雄

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8/11, 9/13 日比谷音楽祭 ~Hibiya Dream Session~を放映

2019年6月1日〜2日に日比谷公園で開催された「日比谷音楽祭」は、亀田誠治をプロデューサーに都心の公園で無料の音楽フェスティバルを実現する試み。そのメインステージとなる日比谷野外音楽堂での野外コンサートの模様がWOWOWで放映される。日比谷音楽祭は、ニューヨーク・セントラルパークのサマーステージにインスパイアされていることに注目したい。

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福盛進也 来日公演 8月 全スケジュール

ECMからデビューしたミュンヘン在住のドラマー福盛進也が、2019年6月より長期来日中だが、8月分のスケジュールを整理して掲載させていただく。伊藤ゴロー、佐藤浩一との「land & quiet」、林正樹&福盛デュオ、山下洋輔&福盛デュオ、オレンジペコの藤本一馬、鈴木孝紀、市野元彦とのカルテットなど、まさにお楽しみはこれからだ。そして今後の展開に期待したい。
今回は、山下洋輔、林正樹、佐藤浩一、藤本一馬をはじめ数々のミュージシャンとの共演が興味深いが、ブッキングと日程が精力的過ぎて来日公演の全貌が掴みにくいところはあり、「JAZZ TOKYO」でスケジュールを調べて掲載していたが、8月になったので、加筆整理して再掲出させていただく。

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8/2-7 マイク・スターン・バンド featuring 神保彰、ダニー・ウォルシュ & エドモンド・ギルモア

独特のハーモニー感と、変態気持ちよいフレーズとグルーヴで素晴らしい演奏を常に聴かせてくれるギタリスト、マイク・スターンが来日する。最近のレギュラーバンドのひとつである、ダニー・ウォルシュ(ts)、エドモンド・ギルモア(b)、リッチー・モラレス(ds)から、スパードラマーの神保彰に替えた編成だ。

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7/28 ウィーン・フィル、シェーンブルン夏の夜のコンサート〜グスターヴォ・ドゥダメル、ユジャ・ワン

今夏、ウィーン・シェーンブルン宮殿で行われたウィーン・フィルの野外コンサートを放映。ピアニスト、ユジャ・ワンが、グスターヴォ・ドゥダメル指揮で<ラプソディ・イン・ブルー>を演奏する。後半は、ベルリン・フィルのワルトビューネから。トゥガン・ソヒエフ指揮、メゾ・ソプラノのマリアンヌ・クレバッサによるプロコフィェフとラベルのプログラム。

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9/9-10, 22 カミラ・メサ来日 〜ザ・ネクター・オーケストラ/デュオ with シャイ・マエストロ

チリ出身でニューヨークを拠点に世界で活躍するヴォーカリスト&ギタリストのカミラ・メザが来日。ストリングス・カルテットを擁した自身のザ・ネクター・オーケストラで『Amber』を録音。早速、ブルーノート東京で公演が聴ける嬉しい機会だ。そして、くるりがプロデュースする京都音楽博覧会で、カミラ・メザ & シャイ・マエストロのデュオが演奏される。

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高田馬場 ジャズ喫茶「マイルストーン」7月31日閉店

東京・高田馬場のジャズ喫茶「マイルストーン」が2019年7月31日を以て閉店する。オーナーの織戸優氏が、1976年に開店し43年に渡って高田馬場の街の移り変わりを受け止めながら「ジャズ喫茶」として、そこに在り続けた。川村結花が名盤『Lush Life』に<マイルストーン>としてオマージュもしている。老舗のジャズ喫茶が店を畳むという話ではなく、店主のおめでたい話とともに新しい人生に踏み出すというから、祝福を持って最後を見届けたいところだ。

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land & quiet 〜伊藤ゴロー、佐藤浩一、福盛進也〜アルバム&ツアー

ギタリスト、作編曲家、プロデューサーとしてジャンルを超えて幅広い活躍をする伊藤ゴローが、叙情的な音楽性が魅力の気鋭のピアニスト佐藤浩一と、ミュンヘン在住のドラマーでECMから『For 2 Akis』(ECM2574)でデビューした福盛進也とともに2018年から活動してきたユニットが「land & quiet」と名付けられ、パーカッション奏者/シンガー・シンガーソングライターの角銅真実と、チェロ奏者、ロビン・デュプイを加えて録音されたファーストアルバム『land & quiet』(ユニバーサル)を7月24日にリリースし、岡山、兵庫、東京でコンサートツアーを行う。

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ジョアン・ジルベルト逝く(1931.6.10 – 2019.7.6)

ブラジルの作曲家、歌手、ギタリストで、1950年代半ばに始まったボサノヴァのサウンドの創始者だったジョアン・ジルベルトが、2019年7月6日にリオデジャネイロで亡くなったと、息子のジョアン・マルセロ・ジルベルトがFacebookで伝えた。葬儀は7月8日9時にリオデジャネイロ市立劇場で予定されている。この6月10月に88歳の米寿を迎えたばかりで、病名は明らかにされていない。2019年8月24日には、映画「ジョアン・ジルベルトを探して」の公開が予定されている。

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6/29 橋爪亮督グループ、land & quiet feat. 福盛進也 〜セッション2019 放送

NHK-FM「セッション 2019」6月29日の放送は、橋爪亮督グループと land & quiet。後者は伊藤ゴローを中心に佐藤浩一、福盛進也をコアに拡張されたユニット。2グループは同日に収録され、2018年にECMから『For 2 Akis』でデビューしたミュンヘン在住の福盛進也と、福盛や橋爪らが最も信頼するピアニストのひとり佐藤浩一が共通して参加しており、福盛の来日を契機に組まれた企画であることは間違いないだろう。この仲間達の紡ぎ出す音楽に注目したい。

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7/5 英哲・音楽会 Ⅱ 〜林 英哲、英哲風雲の会、山下洋輔、アンサンブル東風

世界に日本の太鼓の伝統と創造性を伝えて来た林英哲。音楽会を「おんがくえ」と読ませる演奏会をサントリーホールでの開催する。作曲家、松下 功への追悼も込め、代表作「飛天遊」の初演バージョンを演奏。山下洋輔が英哲+ベルリンフィルメンバーのために書き下ろした太鼓協奏曲「プレイゾーン組曲」、山下洋輔と英哲のデュオパフォーマンスなどを披露する。

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6/27 ルイス・フェルナンド・ペレス 大植英次 洗足学園音楽大学「アルベニス:ピアノ協奏曲第一番」

マドリッド出身のピアニスト、ルイス・フェルナンド・ペレス。2019年には洗足学園音楽大学客員教授に就任し、6月27日、大植英次指揮、大学院室内管弦楽団で、︎イサーク・アルベニスのピアノ協奏曲第1番を演奏する。

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6/24-7/1 ベニー・ゴルソン来日〜「A Great Day in Harlem 1958」

90歳を迎えたサックスプレイヤー、数々の名曲を生んだ作編曲家 ベニー・ゴルソンが来日し、ブルーノート東京、札幌、三島で公演を行う。ベニーは、1958年に撮影された奇跡の写真「A Great Day in Harlem」に映っているミュージシャンで実際に会える最後の1人でもあり「生きる伝説」に会いに行きたい。

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挾間美帆 6/7 『NEO-SYMPHONIC JAZZ at 芸劇』講演 6/10 Com↔︎Positions with 小西 遼

ニューヨークを拠点に世界で活躍する”ジャズ作曲家”挾間美帆が6月に来日する。8月30日に池袋・東京芸術劇場での『NEO-SYMPHONIC JAZZ at 芸劇』を控え、6月7日にレクチャーを行う。また、6月10日に小西遼と挾間美帆の合同プロジェクト「Com↔︎Positions」の公演を行い、4年目となる今年のテーマは「Voice」で、後半、ゲストにTENDREを迎える。

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ミカ・ストルツマン 6/12 マリンバ・リサイタル カーネギーホール、6/7『Palimpsest』リリース

熊本出身で、ボストンを拠点に活躍するマリンバ奏者のミカ・ストルツマンが、カーネギーホールでリサイタルを行う。目玉は、渾身のバッハ<シャコンヌ>だ。チック・コリア作曲の<Birthday Song>をチックの誕生日に演奏。6月7日にはクラシック側の新譜『Palimpsest』をリリースする。

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Concerts/Live ShowsNo. 254

#1079 ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2019 Carnets de Voyage ボヤージュ〜旅から生まれた音楽(ものがたり)

”Carnets”には、旅で素晴らしい風景に出会ったときに思わず書き留めるようなポケットに入る小さな手帳を、そしてその先に生まれる音楽をイメージしたといい、作曲家が旅をしながら生み出した音楽にフォーカスした。

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6/8 常盤武彦&村井康司「デトロイト・ジャズ・フェスティヴァルへの誘い」(ジャズ喫茶いーぐる連続講座)

ニューヨークに30年住み、最先端のジャズを映像で切り取って来たフォトジャーナリスト常盤武彦が、世界最大の無料ジャズフェスティヴァル「デトロイト・ジャズ・フェスティヴァル」をスライドショーで紹介し、村井康司とともに2019年を展望する。2019年は8月30日〜9月2日に開催され、スタンリー・クラークをレジデンシーアーチストに迎える。

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6/8-8/21 福盛進也 来日公演 全スケジュール

『For 2 Akis』で、2018年にECM Recordsからデビューしたミュンヘン在住のドラマー福盛進也が2019年6月〜7月に来日する。コットンクラブでの福盛進也トリオ公演に加えて、林正樹、栗林すみれ、橋爪亮督、佐藤浩一、藤本一馬、西嶋徹など幅広い個性的なミュージシャンとのコラボレーションが楽しみだ。スウェーデン在住の田中鮎美、ノルウェー在住の坂田尚子とはツアー的な取り組みになる。

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ラ・フォル・ジュルネ 2019 公式本「旅する作曲家たち」4/25発売

5月3〜5日開催のラ・フォル・ジュルネ 「Carnets de Voyage〜旅から生まれた音楽(ものがたり)」のオフィシャルブックが4月25日にアルテスパブリッシングから発売された。テーマの背景にある旅する音楽家たちのストーリーを理解することでより音楽祭を楽しめるので一読をお勧めしたい。

2018年の『「亡命」の音楽文化史』については、2019年のテーマが2018年のオリジナルテーマ「亡命」からの拡張となっているの上で著者が異なるので、

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4/30 国際ジャズデイ ストリーミング:ブルーノート東京オールスター・ジャズ・オーケストラ feat アルフレッド・ロドリゲス & アンドレア・モティス

国際ジャズデイを記念して、ブルーノート東京オールスタージャズオーケストラが特別公演を行うのが定番になっているが、2019年はアルフレッド・ロドリゲスとアンドレア・モティスをゲストに迎え、4月30日20:00よりストリーミング配信を行う。

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4/6-10 ギンガ & モニカ・サウマーゾ ジャパン ツアー

独創的な作曲家、ギタリストとして注目され、世界中のミュージシャンからの尊敬を集めてきたギンガと、世界最高の歌姫の一人であるモニカ・サウマーゾが、クラウドファンディングの大成功を受けて来日し、山形、大阪、東京で公演を行う。管楽器の名手テコ・カルドーゾとナイロール・プロヴェッタが加わる。

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3/31-4/8 チック・コリア・トリロジー来日公演

『トリロジー』でグラミー賞ダブル受賞したチック・コリア、クリスチャン・マクブライド、ブライアン・ブレイドのピアノトリオが9年ぶりに来日する。チックの記念碑的なオリジナル、スタンダード、ジャズ・ヒストリーを彩る伝説的ミュージシャンのオリジナルなどで構成されたプログラム、そして3人のインタープレイが楽しみだ。

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5/3-5 ラ・フォル・ジュルネTOKYO チケット購入方法

ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2019のテーマは「Carnets de Voyage 〜ボヤージュ 旅から生まれた音楽(ものがたり)」。10連休の最後5/3〜5/5に東京国際フォーラムで開催される。ホールA公演を除くと当日までにほぼ売れきれることが予想されるので、早めのチケット購入をおすすめしたい。

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3/6 大友良英:大河ドラマ『いだてん』サントラ&『GEKIBAN 1』リリース

大友良英が音楽を担当する、NHK大河ドラマ『いだてん』~東京オリムピック噺(ばなし)~のサウンドトラック(前編)が3月9日にリリース。同日に、1993年以来200近い映画・ドラマ・CMに取り込んで来た大友の音楽を辿る「GEKIBAN〜大友良英サウンドトラックアーカイブ」の第1弾も併せてリリースする。

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3/8-14 ジョアン・ジルベルト ライブ・イン・トーキョー 2006

ボサノヴァの音楽と奏法の確立したジョアン・ジルベルト。2003年、2004年、2006年と3回の来日を果たしたが、今回、東京国際フォーラムで2006年11月に行わた伝説の日本公演が、世界初、唯一の公式ライブ映像として解禁され、Blu-rayの完全予約発売に加え、3月8日〜14日期間限定で東京・名古屋・大阪の映画館のスクリーンで上映される。

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このパフォーマンス2018(国内編)No. 249

#04 te-te-Yuka、ひゅむたん

2018年に注目していた日本のミュージシャンとして、ベーシスト伊東祐季がいる。その参加ライヴを追っていくと、同じく現在、中堅として美しい音を創っている仲間たちに出会う。その中から山本玲子、柳原由佳との「te-te-Yuka」と、栗林すみれ、黒沢綾に、ニラン・ダシカが加わった「ひゅむたん」を紹介する。

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このパフォーマンス2018(海外編)No. 249

#06 ルイス・フェルナンド・ペレス アルベニス<イベリア> 全曲演奏

マドリッド出身のピアニスト、ルイス・フェルナンド・ペレスによる、アルベニスのピアノ作品の集大成、遺作にして難曲の<イベリア>全曲演奏。その力強さと繊細さとグルーヴに圧倒され、スペインの魂が伝わるような名演だった。

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1/4-12 Winter Jazz Fest NYC 2019

「ウインター・ジャズフェスト NYC」はヴィレッジ周辺の多数の会場で開催され、約200バンドが演奏し、世界で最も熱く、新しく、お得なジャズフェスティバルとなる。ミシェル・ンデゲオチェロをアーチスト・イン・レジデンスとし、テーマに「Gender equality」を掲げる。1月10日にはマンフレート・アイヒャーが、デイヴィッド・ヴィレージェスとラリー・グレナディアとともにリスニングセッションを行う。

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11/30-12/3 デイヴィッド・フォスター来日

グラミー賞を16回受賞するスーパープロデューサー、作編曲家で”ヒットマン”とも称されるデイヴィッド・フォスター。ブルーノート東京が30周年を記念して貴重なクラブ公演を行っている。ヴォーカリストには、ブライアン・マックナイト、ジョーダン・ジョン、韓国のソヒョンを配している。公演に先立って、カナダ大使公邸でトーク&ミニライブが行われたので紹介したい。

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11/15 -18 デイヴ・グルーシン・ビッグ・バンド バーンスタイン生誕100年「ウエスト・サイド物語」

ジャズ・フュージョンを牽引し、数々の名作をプロデューサーしてきたデイヴ・グルーシンが来日してコンサートを開始。生誕100周年のレナード・バーンスタインの「ウエスト・サイド物語」などを日本最高のブラスセクションとともにビッグバンド版で演奏する。

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11/8-13 リチャード・ボナ来日公演

カメルーン出身のリチャード・ボナが来日し東京と名古屋で公演がスタートした。ジャコ・パストリアスを継承するスーパーベーシストであるとともに、大地を感じる優しい歌と強烈なグルーヴを併せ持つ。最新アルバムとしては、マンデカン・クバーナでの『Heritage』をリリースしているが、今回は通常のグループに立ち返っての演奏になる。

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11/11 & 29 細川俊夫講演会「能から新しいオペラへ」

日本とヨーロッパで活躍し、海外で最も演奏される機会が多い現代日本の作曲家、細川俊夫が「国際交流基金賞」受賞と関連し、オペラにフォーカスした講演を行う。細川のオペラ作品の歴史を辿り、そして能をどのようにオペラに融合させるかを語る。細川はECMから自己名義のアルバムをリリースした最初の日本人音楽家でもある。

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CD/DVD DisksNo. 247

#1564『キース・ジャレット/ラ・フェニーチェ』
『Keith Jarrett / La Fenice』

2006年7月19日ヴェネツィア・フェニーチェ劇場でのピアノソロコンサート。キースは「ヴェネツィア・ビエンナーレ」音楽部門での金獅子賞受賞しており、そのお祝いとキースの健康と長寿を祈るリリースと推測される。アンコールでヨーロピアンカルテットの<Blossom>が演奏されていることにも注目だ。

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international(海外)News

10/17-28 ジャズフェスティバル・エスリンゲン〜 ECM 特集

ドイツ・エスリンゲンでジャズフェスティバルが開催され、2018年はECM 50周年にフォーカスし、エグベルト・ジスモンチ、ラルフ・タウナー、カーラ・ブレイ、クリス・ポッターなどのコンサートが行われ、10月20日にはマンフレート・アイヒャーを追った映画『Sound and Silence』の上映と、マンフレートの講演が予定されている。

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international(海外)

10/2-28 ブルーノートNYで、ロバート・グラスパー・レジデンシー

ブルーノート・ニューヨークで、ロバート・グラスパーのレジデンシー・プログラムを2018年10月中の24夜48セットにわたり行っている。クリス・デイヴとデリック・ホッジのトリオで開始し、ヒューストン・ナイツ、マイルス・デイヴィス・トリビュートなど貴重なライヴを1ヵ月間繰り広げ、R+R=Nowで締め括る。

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10/12-14 韓国 ジャラサム・ジャズ・フェスティバル 〜 カーラ・ブレイ、ニック・ベルチェ”浪人”、コリン・ヴァロン

10/12-14に韓国で開催されるジャラサム・ジャズ・フェスティバルに、カーラ・ブレイ、スティーヴ・スワロー、アンディ・シェパードのトリオが出演。この他、ECM関連では、ニック・ベルチェ”浪人”、コリン・ヴァロン・トリオが出演する。

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キース・ジャレットのソロライブ『ラ・フェニーチェ』10月19日リリース。ヴェネツィア・ビエンナーレ金獅子賞受賞

キース・ジャレットの2006年7月19日ヴェネツィアでのピアノソロコンサートを収録した2枚組アルバム『La Fenice』が、2018年10月19日にECMよりリリースされる。先行配信も開始された。9月29日「ヴェネツィア・ビエンナーレ」音楽部門での金獅子賞受賞が決まっていて、そのお祝いの意味も含むリリースと推測される。受賞記念コンサートは健康理由でキャンセルされており、キースの一日も早い回復と復帰を祈りたい。

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8/9-11 ウォルフガング・ムースピール・トリオ with ブライアン・ブレイド & スコット・コリー 来日公演

ウィーン在住でECMから2枚のアルバムをリリースしているギタリスト、ウォルフガング・ムースピールがトリオで来日する。知名度高くないものの、現代最高のジャズギタリストのひとりと評価する向きも多く、今回のトリオは見逃せない。

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このディスク2017(海外編)No. 237

#06 『児玉 桃 / 点と線 〜ドビュッシー&細川俊夫:練習曲集』
Momo Kodama / Point and Line – The Piano Études of Claude Debussy and Toshio Hosokawa

マンフレートと児玉桃の緻密な共同作業で、ドビュッシーと細川俊夫の練習曲という新鮮な素材から分解し再構築する試みを行い、研ぎ澄まされた児玉のピアノの響きを巧みに記録し、これまで想像できなかった音の宇宙を創り出したことはまさにその評価に値する。

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このパフォーマンス2017(海外編)No. 237

#07 ティグラン・ハマシアン・ソロ・ピアノ Tigran Hamasyan Solo Piano

ティグランは聴く者を時間と空間の迷路に誘い、ともに魂の旅をする。このひとときを知らずに求めていた気がするし、特別過ぎる瞬間が成立するのは必然ではなく偶然の何かであり、ここに導いてくれた何か、そして心を尽くして実現くれた方々に深く感謝したいと思う。

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Concerts/Live ShowsNo. 229

#945 ザ・チック・コリア・エレクトリック・バンド featuring デイヴ・ウェックル、ジョン・パティトゥッチ、エリック・マリエンサル & フランク・ギャンバレ

繊細で自由な最高の演奏の中でケミストリーを生み出すことができる名手たち、チック、デイヴ、ジョンのトリオに、最高のソリストのエリックとフランク。次の機会を楽しみにしたい。

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Concerts/Live ShowsNo. 228

#936ダニー・マッキャスリン・グループ with マーク・ジュリアナ、ティム・ルフェーヴル、ジェイソン・リンドナー

急激にしかも世界的に注目されるようになったのは、デヴィッド・ボウイの遺作『★(Blackstar)』を支えるバンドに抜擢されたこと。グラミー賞授賞式では、ダニー以下バンドメンバーが登壇し、デヴィッドに代わりダニーが受賞しスピーチを行った。

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CD/DVD DisksNo. 227

#1379『ミカ・ストルツマン&リチャード・ストルツマン/Duo Cantando』

クラリネットとマリンバだけが作ることができる美しさと切なさが溢れる時間に浸り、日本的な風景と心を感じさせながら、甘い余韻とともにアルバムを締め括る。いや、マリンバ&クラリネットをもっと聴きたいという欲求を残されて困るではないか。

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このディスク2016(海外編)No. 225

この1枚2016(海外アーティスト)#12 『Glauco Venier / Miniatures: Music for piano and purcussions』

また、グラウコが、ソロ・ピアノの輝かしい伝統を持つECMで自分に何ができるかと考えたというのも納得する。穏やかな時間の流れと緊張感の中にグラウコの美意識が確実に表現され、ECMの中にあっても極めて密度の高い作品となっている。

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