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Jazz and Far Beyond

北村聡

Concerts/Live ShowsNo. 320

#1333 喜多直毅クァルテット Naoki Kita Quartette

時に刃(やいば)のような協奏を各々のソロが受け止める刹那に覗く、流れ落ちるパッション、それを単音に収斂させるタフネス―目の当たりにする度に、クァルテットを構成する個人と総体、その互角の強度を再認識する。

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Local(国内)News

8/31-9/5 喜多直毅クァルテットレコ発(8/28)&西日本ツアー

全編オリジナル楽曲による喜多直毅クァルテット(喜多直毅/vn, 北村聡/bn, 田辺和弘/cb, 三枝伸太郎/pf)が、クァルテットとしては8年ぶりとなる新作アルバムを引っ提げ、名古屋・大阪・神戸・広島・福山の5都市にわたる西日本ツアーをおこなう(名古屋と大阪は初公演)

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Concerts/Live ShowsNo. 312

#1293 Next Circle 波多野睦美バースデイコンサート

「舞台というカンヴァスを描き切る身体の自在さ」は、この日の出演者すべての共通項。聴き手は視覚と聴覚をフルに動員しながら、演者たちが差し出す内的世界へとり込まれていくことになる。

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Concerts/Live ShowsReviewsNo. 302

#1260 喜多直毅クァルテット『難民』~沈黙と咆哮の音楽ドラマ~

ふだん押さえつけているエモーションが、際から際まで刺激される。曲が進むにつれて床へ落とされるスコア同様、様々な澱(おり)が剥がれおち、気がつけば鎧なき寄る辺なさ。容赦ないひりつき具合が、現実を串刺しにする。

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このディスク2022(国内編)My Pick 2022No. 297

#04 『想いの届く日』『Ⅱ』『ファイブ・ダンス』

ジャンルレスだが素敵な1枚と、前途洋々な若手女流ジャズ奏者、乾坤一擲の痛快デビュー・アルバム、さらにベテランと中堅が結集した新ユニットの充実の1作。

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Concerts/Live ShowsNo. 294

#1233 喜多直毅クァルテット+ジャン・サスポータス+ベネディクト・ビリエ『舞曲』

表現者が表現手段を超えるーあらゆる”Beyond”の境地を体現していた。

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Concerts/Live ShowsNo. 292

#1226 波多野睦美 歌曲の変容シリーズ第15回 想いの届く日ふたたび~氷と熱の楽器バンドネオンと共に~

思えば蛇腹の抑制が生むリズミカルな律動など、三者三様の鼓動や息遣いがひとつの大きな有機体のように連なるユニットだ。余白が豊穣である。その包容力は、忘れがたい衝撃という類いのものではなく、身体に沁み込んだ記憶がさざ波のように寄せる瞬間を捉えた、静かな覚醒と充足。

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Concerts/Live ShowsNo. 290

#1218 喜多直毅クァルテット/狼の夜~沈黙の咆哮の音楽ドラマ

こぼれでる多様な音の変遷に動揺しつつ、次第に音の遠近が攪拌されてくる。それらの音がスコアへと収斂されていくさまが幻視され、逆方向のベクトルに絡めとられてゆくのだ。磁場としてのコンポジション。制御不能なものが還りゆく場所。その見果てぬうねり。

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Local(国内)News

5/3-5 丸の内ミュージックフェス メインコンサート
中川英二郎、本田雅人、エリック・ミヤシロ、鈴木大介、藤本一馬、林正樹、広瀬悦子 他

三菱地所は、GW期間、東京国際フォーラム ホールCでクラシック音楽コンサートを計6公演行う。ジャズ、ワールドミュージックに繋がるプログラムで、中川英二郎、エリック・ミヤシロ、本田雅人、林正樹、藤本一馬、鈴木大介、北村聡、芳垣安洋らも出演。子供料金も低く設定されている。

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CD/DVD DisksNo. 287

#2166 『モモコ アイダ / モモコ アイダ』
『Momoko Aida / Momoko Aida』

その音楽には、コスモポリタン的な感性が生み出す自由さ、そして音楽的ルーツが希薄な都市に生活する人ゆえの彷徨う感覚を嗅ぎ取ることができる

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Concerts/Live ShowsNo. 287

#1196 「喜多直毅クァルテット/沈黙と咆哮の音楽ドラマ」

各々の実験的な経験値は、遠くから忍び寄るメロディにそこはかとなく宿る。「聴かせる」のではなく「聞こえてくる」のだ。

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Concerts/Live ShowsNo. 276

#1161 喜多直毅クァルテット/池袋ネガフィルム

音楽はしばしば特定の記憶を結びついて懐かしさを増すが、生きえなかった過去を想像力し喚起することによってもまた、今を揺さぶり未来を幻視する力をもつ。

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このパフォーマンス2020No. 273

#01 喜多直毅クァルテット『異土』

深層から絞り出されるメロディの儚(はかな)さはリアリティへの絶望を映す鏡だ。なぜ沈黙や郷愁の残滓に心震えるのか。それを意識して改めて気づく薄ら寒い現況がある。

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Local(国内)News

【5/31に延期】1/25 福盛進也『Another Story』at コットンクラブ

ミュンヘンを拠点に活躍し、2018年にECMからデビューした福盛進也が、新レーベル「nagalu」から自身のセカンドアルバム『Another Story』をリリース。その世界観を示すライヴをコットンクラブで行う。

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CD/DVD DisksNo. 272

#2030 『福盛進也/アナザー・ストーリー 月・花』
『Shinya Fukumori / Another Story – Moon – Flower』

ECMからデビューしミュンヘンを拠点に活躍するドラマー福盛進也が設立した新レーベルnagaluの1枚目となる2枚組アルバム。藤本一馬、林正樹、佐藤浩一をはじめ個性的なアーティストが集結し、新しい物語が動き始めた。

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Local(国内)News

[配信] 12/27 渋谷・公園通りクラシックス
「SAVE THE CLASSICS FOR THE NEW ERA vol.3」

渋谷「公園通りクラシックス」をサポートするためピアニスト林 正樹が仲間たちとおくるスペシャルな配信プログラム第3弾。タイムリーという意味では、朝ドラ『おちょやん』音楽担当のミュージックソー(ノコギリ)奏者サキタハヂメや、福盛進也『Another Story』、Saigenjiなどにも注目したい。

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Concerts/Live ShowsNo. 269

#1140 喜多直毅クァルテット~沈黙と咆哮の音楽ドラマ

肯定の音楽、そこへ至るまでの危機感 (クライシス=境界)の数々が回想され、収斂されてゆく整合性。喜多クァルテットのステージは毎回、まさにドラマである。

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Local(国内)News

[配信] 7/26 公園通りクラシックス
SAVE THE CLASSICS FOR THE NEW ERA vol.1

渋谷のジャズクラブ「公園通りクラシックス」を支援する配信イベントが、ピアニスト・作編曲家の林正樹の提唱で、10組のアーティストの賛同して開催される。

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Concerts/Live ShowsNo. 263

#1122 喜多直毅クァルテット2日連続公演第2日

この4人でなければ成立しない物語世界だ。表現とは代替の効かぬものなのだ、という峻厳だが疎かにされがちな事実—それが刃のように突きささってくる。

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Local(国内)News

12/3-1/17 福盛進也 来日スケジュール

2018年にECMからアルバムデビューしたミュンヘン在住のドラマー福盛進也が、2019年12月〜2020年1月にかけて来日し多数の公演を行う。日韓のミュージシャンを集めた「East meets East」にも注目したい。

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CD/DVD DisksNo. 258

#1633 『三枝伸太郎オルケスタ・デ・ラ・エスペランサ/Flowers』

繊細さがスケールの大きさを拒まないのが三枝節の真骨頂。瑞々しさと完成度の高さで、花果同時の高貴さもまとう。

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Concerts/Live ShowsNo. 257

#1093 喜多直毅クァルテット『青春の立像』—沈黙と咆哮の音楽ドラマ—

多層をなす奇抜な構造に度肝を抜かれると同時に、流れ落ちるピュアなパッションに心洗われる—こうした相克的体験はそのまま生の矛盾そのものだ。

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Local(国内)News

9/5 林正樹 × 藤本一馬 × 北村聡 8/28 orange pekoe

ジャズ、クラシック、ブラジル、アルゼンチンなど世界中の音を吸収しながら独自の音楽を創ってきた仲間たち、藤本一馬、林正樹、西嶋徹、北村聡らのコラボレーションから生まれる音楽。今回は、orange pekoeとのプロジェクト、林、藤本、西嶋のトリオなど貴重なプロジェクトの公演を楽しみたい。

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Concerts/Live ShowsNo. 252

#1069 3/3 喜多直毅クァルテット二日連続公演『詩篇』ー沈黙と咆哮の音楽ドラマー』

宗教的な特性と安易に結びつけるべきではないが、その厳しさや直線的で刃のような立ち昇り、切り返しの激しさに、仏教的なループの緩やかさはない。

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このパフォーマンス2018(国内編)No. 249

#01 喜多直毅クァルテット二日間連続公演『文豪』—沈黙と咆哮の音楽ドラマ—第二日

国内屈指といえる4人のアーティストのもつ高度かつ個性的な技倆(ぎりょう)が見事に開花。

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Concerts/Live ShowsNo. 247

#1037『喜多直毅クァルテット二日間連続公演『文豪』—沈黙と咆哮の音楽ドラマ—第二日』
『 Naoki Kita Quartette two days consecutive concert “Literary Legend” –The Music of Silence and Roaring—Second day』

清濁併せ呑む風格、血の通った威厳。昨今失われた、或いは生き様の根源に関わりながらも捉えられないものだからこそ追わずにはおれない。音によって畳みかけられた60分の余韻には、若干痛みも伴う。痕跡を超えた、音楽の爪痕である。

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Concerts/Live ShowsNo. 245

#1023 喜多直毅クァルテット 二日間連続公演『厳父』-沈黙と咆哮の音楽ドラマ-第一日/ Naoki Kita Quartette/two days consecutive concerts: Strict Father— A Music Drama of Silence and Roaring-1st day

境界音楽の騎手として、このクァルテットはどこまで疾走し続けるのだろうか。今後も目が離せない/As cutting-edge of transborder music, just how far will this quartette keep ranging? We cannot take our eyes off them.

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Concerts/Live ShowsNo. 240

#1004 『喜多直毅クアルテット:呪詛〜沈黙と咆哮の音楽ドラマ/Naoki Kita Quartette: Curse—A Music Drama of Silence and Roaring』

うたかたの酔い、澄みゆく空気の推移から氷塊のクラッシュまで、組んず解れつ切り替わるシーンの連結。個々の演奏家のエッジィな部分が共振しては勃興する音の気配、香気。彼らの音楽は全員の総和でなく相乗で成り立っている。/From the intoxication of effervescent bubbles, the quiet shift of crisp air, to the crash of a heavy block of ice, we experience the dramatic interconnection of changing scenes locked in a fierce and powerful struggle. Each musician’s edgy parts resonate and rise to power, hinting at the signs and fragrances within the sound. Their music is a synergy, rather than the simple sum total of all members.

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このパフォーマンス2017(海外編)No. 237

#09 The Piano Era 2017
 ザ・ピアノ・エラ 2017

主催・企画・制作を二人で行う novus axis 堀内求、NRT 成田佳洋の音楽観を反映した独自のキュレーションで大きな発見と喜びを与えてきた貴重なコンサートだ。

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このパフォーマンス2017(国内編)No. 237

#02 喜多直毅クアルテット『Winter in a Vision 2』リリース記念コンサート

圧倒的な演奏力と物語構成力で、期待を裏切らない進化をみせるクアルテット。無音の部分にこそひた寄せる鬼気がある。人間の業や人生の割り切れなさが照射され、鮮烈なイメージ喚起力とともに変転していく。

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Local(国内)News

11/25~26  ザ・ピアノエラ 2017 〜内外6人のピアニストによる

ECM系ボボ・ステンソンを始め内外6人のピアニストによるピアノ・ファンは聴き逃せない国際的にもユニークなピアノ・ミュージックの饗宴。

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Concerts/Live ShowsNo. 231

#960 喜多直毅クアルテット〜”Winter In A Vision 2”リリース記念コンサート』
Naoki Kita Quartette: celebrating concert of the release “Winter In A Vision 2”

高い演奏力を要するスコアがもたらすストイシズム、それに練達し破ることでのみ拓けてくる突き抜けた自由、静謐なパノラマ。脱領域的な音楽だが、ふとした瞬間にふわりと舞うペーソスは、まさに日本人のDNAが呼応せずにはおれない原風景。超現実的でありながら強烈に懐かしい。/ Scores requiring high-level performance resulting in stoicism; only mastery and breaking through them can lead to absolute freedom; and a tranquil panorama. This is extra-territorial music, but the pathos gently fluttering in unexpected moments is certainly an archetypal image that the DNA of the Japanese cannot help but respond to. It may be hyper-realistic, but it is at the same time intensely nostalgic.

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このパフォーマンス2016(国内編)No. 225

このライブ/このコンサート2016(国内アーティスト)#02 喜多直毅クアルテット 無言歌〜沈黙と咆哮の音楽ドラマ〜

積極的にヨーロッパ各地での公演を重ねているだけあり、喜多直毅の演奏には経験値と凄みがある。

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Concerts/Live ShowsNo. 225

#932 喜多直毅クアルテット 無言歌〜沈黙と咆哮の音楽ドラマ〜

自然発生的な音で時空を満たしてゆくというインプロの事例には事欠かない昨今、ミクロレヴェルまで徹底して考察され、弾き尽くされ、かつ一音単位でも濃密に息吹く喜多直毅クアルテットの音楽づくりは、正統派のラディカルとして群を抜く。

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