JazzTokyo

Jazz and Far Beyond

豊住芳三郎

小野健彦の Live after LiveNo. 316

小野健彦のLive after Live #413~#418

巡る季節を進むLAL。いよいよ夏本番を迎えるこの時期に吹く風も涼やかだった頃を振り返り時計の針を戻しつつ今月号では皐月上旬から水無月上旬に巡った充実の現場7本をご紹介。

続きを読む
Local(国内)

6/11〜25 謝明諺 日本ツアー2024 / Minyen Hsieh Japan Tour 2024

台湾を代表するサックス奏者の謝明諺(シェ・ミンイェン)が、2024年6月にふたたび日本ツアーを行う。
強力な面々との共演、2週間17公演。

続きを読む
My Pick 2023このディスク2023(海外編)No. 309

#02 『Peter Brotzmann / Sabu Toyozumi – TRIANGLE, LIVE AT OHM, 1987』
『ペーター・ブロッツマン/ サブ豊住-トライアングル〜ライヴ・アット・オーム』

ブロッツマンの遺作となったリトアニアのインディ NoBusiness Recordsと防府のインディ ChapChap Recordsが手を携えたシリーズ第2期の終盤を飾る1作。

続きを読む
international(海外)News

NoBusiness~ChapChapシリーズ2タイトル・リリース
ペーター・ブロッツマン&サブ豊住Duo/金大煥&崔善培Duo

リトアニアNoBusinessレコードからChapChapシリーズ第2期から2タイトル。ブロッツマンの追悼盤も。

続きを読む
R.I.P. ペーター・ブロッツマンある音楽プロデューサーの軌跡 稲岡邦弥No. 303

#57 ダダイスト ペーター・ブロッツマン by 稲岡邦彌

ブロッツマンも現代美術から音楽へ転進してきた。

続きを読む
R.I.P. 坂本龍一No. 301

『ディスアポイントメントーハテルマ』の季節
竹田賢一のライナーノートに呼応する形で by 土取利行

あまりにも多くのことが展開した70年代、間章の死を契機に彼のもとに集まっていた個々の者たちは、80年代に入り独自の道を歩みだしていた。

続きを読む
CD/DVD DisksNo. 296

# 2217『ロル・コックスヒル|ジョン・ラッセル|豊住芳三郎|ヴェリヤン・ウェストン/武蔵水の如し』
『 Lol Coxhill, John Russell, Sabu Toyozumi & Veryan Weston / MUSASHI as THE WATER』

サブ豊住。パワーもテクニックも若いときを凌駕している。つまりこの人はまだ発展途上なのだ。

続きを読む
Local(国内)News

5/22 Ratspack Eyesから CD『Song for My Mother~思慕』リリース
日本のジャズ・レジェンド7人による母へのオマージュ

7人の日本のジャズ・レジェンドによる母に捧げるオマージュ。演奏に加えエッセイ「母親の思い出」を収録。

続きを読む
Reflection of Music 横井一江No. 289

Reflection of Music Vol. 84 高木元輝

昨年から今年にかけて、高木元輝のCDが国内外のレーベルから数多くリリースされた。彼の奇跡を辿るよい機会だろう。奇しくも今年は没後20年に当たる。

続きを読む
Local(国内)international(海外)News

4/17 ジョン・ラッセル追悼コンサート@東京&大阪がMopomoso TVで公開

今年1月から2月にかけて東京と大阪で相次いで開催されたイギリスの即興演奏家ジョン・ラッセルを追悼するコンサートの録画を抜粋編集した映像が、4月17日日本時間22時(現地時間14:00)からMopomoso TVで公開される。

続きを読む
CD/DVD DisksNo. 288

#2168 『高木元輝|吉沢元治/Duo&Solo〜Live at 伝 1987・1989』

高木のサックスの音色の美しさは特筆ものだ。吉沢が加わることで演奏の空間をぐっと広げ、演奏の密度を一気に濃密にしている。

続きを読む
international(海外)News

海外投票で高評価続く日本の女性ジャズ・ミュージシャンたち
イクエモリ・藤井郷子・齊藤易子・田中鮎美

海外ジャズ誌の年間投票で日本の女性ジャズ・ミュージシャンが大健闘

続きを読む
Local(国内)News

2/5 Concert for John Russell ジョン・ラッセルさんへ贈るコンサート、大阪ギャラリーノマルにて開催

英国アンダーグラウンド音楽界のレジェンド、ジョン・ラッセル氏の旅立ちから約1年。今回はジョンさんの朋友であり、彼を6回日本へ招聘したサブ豊住さん (drums)、同じく氏と親交が深かった庄子勝治さん (sax)、そしてジョン氏と二度の共演を果たしたsara (.es / piano) の三名が天のレジェンドへ“贈る”べく、自然体の音を放つ。

続きを読む
InterviewsNo. 280

Interview #225 豊住芳三郎(続編)

生きる伝説的ドラマー・豊住芳三郎へのインタビュー第2弾。おもに1970年代までの音楽活動を中心とした初回に続き、欧米やアジアのインプロヴァイザーたちとの共演などに焦点を当てた。

続きを読む
Reflection of Music 横井一江No. 274

Reflection of Music Vol. 77 ジョン・ラッセル

イギリスのギタリストで、即興演奏のコンサート・シリーズ Mopomoso での活動で知られるジョン・ラッセルが亡くなった。

続きを読む
international(海外)

NoBusiness=ChapChapシリーズ第2期スタート 第1回リリース3タイトル

リトアニアのNoBusinessレコードと防府のCjapChapレコードのジョイント・プロジェクト第2期がスタート、第1回リリースは3タイトル。

続きを読む
R.I.P. 近藤等則No. 271

我がフリージャズ体験の原点、近藤等則賛江

テン年代に何回か体験した近藤の演奏は、30年前のフリージャズ体験をアップデートする新たな衝動を与えてくれた。近藤の突然の死にあたって、自分の体験したライヴの感想をブログ記事から抜粋することで、筆者なりの追悼文とさせていただきたい。

続きを読む
CD/DVD DisksNo. 270

# 2019 『Sabu Toyozumi, Rick Countryman, Yon Yandsen / Future of Change』
『豊住芳三郎|リック・カントリーマン|ヨン・ヤンゼン/フューチャ・オブ・チェンジ』

しかしむしろこれはジャズ的な問題を一切排したところに成立した日本、アメリカ、マレーシアのハイブリッドな音楽であり、そのテーマは、まさに「変化して行く未来」に期待するべきだろう。

続きを読む
CD/DVD DisksNo. 267

#1988 『Sabu Toyozumi, Rick Countryman, Simon Tan, Yong Yandsen/Voices Of The Spirit』
『豊住芳三郎||リック・カントリーマン|サイモン・タン|ヨン・ヤンセン/ヴォイセス・オブ・ザ・スピリット』

この音楽は、その地の精霊とフリージャズのホーリーゴースト(聖霊)が共に歌い上げる声なのだ。東南アジアだからこそ生まれた新生フリージャズに栄えあれ!

続きを読む
及川公生の聴きどころチェックNo. 266

#596『Sabu Toyozumi​,​Rick Countryman​,​Simon Tan​,​Yong Yandsen​ / Voices of the spirit』
『豊住芳三郎,リック・カントリーマン,サイモン・タン,ヨン・ヤンセン/ヴォイセス・オブ・スピリット』

とくに音像にエッジの鋭さが強調され聴き応えがある

続きを読む
BooksNo. 261

#097『フリージャズ &フリーミュージック 1960~80:開かれた音楽のアンソロジー』(ディスクガイド編)
Free Jazz&Free Music 1960~80: Anthology for Open Music (Disc Guide)

折角の労作である。再度、最後の詰めを期待したい。

続きを読む
Local(国内)News

11/2&3 あれから50年~ ニュージャズホールを知ってるか?

New Jazz Hallは、副島輝人の

続きを読む
InterviewsNo. 257

INTERVIEW #191 豊住芳三郎

日本フリージャズの勃興時から活躍したドラマー/パーカッショニスト、豊住芳三郎(通称サブ)。その活動領域は日本にとどまらない。若き日から世界を旅し、シカゴではAACMと行動を共にし、またヨーロッパ即興シーンの猛者たちと国内外で共演を積み重ねてきている。2019年7月20日、埼玉県の山猫軒において照内央晴(ピアノ)、庄子勝治(アルトサックス)との演奏を行う前に、豊住にインタビューを行った。

続きを読む
GUEST COLUMNNo. 252

「越境する存在、遍在する即興」-フレッド・フリス小論- 金野吉晃

彼はどこにも帰属すべき場所やレーベルを残さないし作らないのである。作品においては凝縮し、存在においては拡散する、それが彼のスタイルであろうか。

続きを読む
音の見える風景 望月由美No. 251

音の見える風景 Chapter 59「ジョセフ・ジャーマン」 

ジョセフ・ジャーマンは2019年1月9日ニュージャージー州イングルウッドで亡くなった、享年81。

続きを読む
このディスク2018(海外編)ニューヨーク・シーン最新ライヴ・レポート&リリース情報Jazz Right NowNo. 249

Jazz Right Now 2018年ベストアルバム

アメリカJazz Right Nowが選んだ2018年ベストアルバム。

続きを読む
Columnある音楽プロデューサーの軌跡 稲岡邦弥No. 244

ある音楽プロデューサーの軌跡 #45「NADJAレーベル」

結局、Nadjaレーベルは内外のアーチストの音源を中心に40タイトル以上の作品をリリースし、アーチスト自身によるいわゆるインディ・レーベルの台頭とともにその役目を終えたのだった。

続きを読む
CD/DVD DisksNo. 244

#1540 『謝明諺 / 上善若水 As Good As Water』

台湾の雄・謝明諺(シェ・ミンイェン)が、豊住芳三郎、李世揚との即興セッションを行った。極めて自然に汎東アジア的な音の物語を提示してくれるアルバムであり、三者の異なるバックグラウンドや経験を反映してか、サウンドは天地のあちこちをさまよい、そのつかみどころのなさがまた大きな魅力となっている。

続きを読む
Local(国内)News

9/14〜9/23 ジョン・ラッセル & ストーレ・リアヴィーク・ソルベルグ 日本ツアー

ロンドンのアンダーグランドな即興音楽シーンを支えてきたギタリスト、ジョン・ラッセルが、ノルウェーのオスロを拠点に即興演奏に軸足を置いた活動を続けているドラマー、ストーレ・リァヴィーク・ソルベルグと共に来日、各地でゲストを迎えてツアーを行う。同時期に来日するピーター・エヴァンス、ネッド・ローゼンバーグも参加する企画も予定されている。

続きを読む
Concerts/Live Shows特集『クリス・ピッツィオコス』No. 235

#976 クリス・ピッツィオコス JAPAN TOUR 2017 稲毛『吉田達也DUO』・千駄木『ソロ』

JAPAN TOUR終盤のクリス・ピッツィオコス×吉田達也デュオと唯一の完全ソロ公演をレポート。日本公演で培った吉田との共感と、日本のオーディエンスへの敬意を素直に表現するピッツィオコスの音楽は、テクニックではなく豊潤な表現力があるからこそ輝いているのである。

続きを読む
CD/DVD DisksNo. 234

#1446 『Cortex / Avant-Garde Party Music』

北欧から登場したネオ・ハードバッパー、コルテックス。政府の援助を受け、自ら前衛を名乗り、往年のフリージャズを装いながら、シーンの内側から革命を模索する音楽闘士が奏でる『アヴァンギャルドなパーティ・ミュージック』は新たな創造性へのプロテスト・ソングである。

続きを読む
Concerts/Live ShowsNo. 232

#964 『ソエジマ・ナイトVol.4』

今回のソエジマナイトの予想を超える盛況を考えるに、勅使河原ファンの若年層、フリージャズ・ファンの中高年、ストアハウスの常連ファンなど、年齢、性別、分野の壁を越えて集まった観客のせいだろう。

続きを読む
international(海外)News

3/20 NoBusinessレーベルより「ChapChapシリーズ」開始

ともに、末冨健夫(防府)、久石定(常滑)という地方に住む熱烈なジャズ・サポーターが主催、記録を保持していたことから世界への発信が実現した貴重な例といえる。

続きを読む
No. 228R.I.P. ミシャ・メンゲルベルク

Misha Mengelberg 追悼 ~コーヒーとパフェと味噌汁と

するとミシャさんは、コーヒー、パフェ、そしてなんと味噌汁を同時に注文されたのだ。注文を取りに来ていたウェイトレスさんの一瞬「え!?」といった表情を未だに忘れていない。そして、それらを同時に頂いているミシャさんの姿を見て、サブさんと私は、「これこそフリーなんだよ!これぞDADAなんだよ!」とかワケの分からぬことを話していたのでした。

続きを読む
international(海外)News

3/03 ミシャ・メンゲルベルク 逝く

主な共演者は、ベニンクの他、デレク・ベイリー、ペーター・ブロッツマン、エヴァン・パーカー、アンソニー・ブラクストン、豊住芳三郎、ペットの鸚鵡(おうむ)など。

続きを読む
No. 218Live Evil 稲岡邦弥

 #018 ニコラス・レットマン・バーティノヴィック&川口賢哉 デュオ・日本ツアー2016 スペシャル・ゲスト:豊住芳三郎

一転、豊住の二胡の演奏から始まった2ndセットは、すぐNicoがアルコで和し、川口も尺八で寄り添ってアンサンブルとなった。豊住の二胡から旋律めいたものが生まれたので、Nicoが付け、コレクティヴ・インプロヴィゼーションではあったが、うまくアンサンブルと化したのだった。

続きを読む
No. 210Interviews

# 140 末冨健夫 Suetomi Takeo (Producer/Label Owner)

この歳と身体になると、「猫達よりは長生きして、全員看取ってやらないと。」とかが夢になります。これ、冗談ではなく...。音楽では、ちゃぷちゃぷレコードを出来るだけ長く維持し、たくさんの世に眠る文化遺産としての音源を一枚でも多くリリースし、できるだけ多くの人の耳に届けたい。

続きを読む
BooksReviews~No. 201

#075 五海ゆうじ『阿部薫写真集 OUT TO LUNCH』

高田馬場のBigBoxでアルト、ピアノ、ハーモニカを録音した。この時の写真が何枚か収録されている。初めて父親になる期待と不安がないまぜになったような表情が見てとれないだろうか。

続きを読む
CD/DVD DisksReviews~No. 201

#1033 『ミシャ・メンゲルベルク&豊住芳三郎/ミシャ・サブ・デュオ 逍遥遊』

SABUもミシャもモンクがとても好きなのだ。そりゃー、好きなんてもんじゃないですよ。初来日(1963年)の時から言っているもんね。ミシャはモンクの後継者だよ。コピーやらずにあれだけモンクのスピリッツを出せる人ってほかにはいないでしょ、世界でいないよ。

続きを読む
CD/DVD DisksReviews~No. 201

# 1026『ミシャ・メンゲルベルク+豊住芳三郎/逍遥遊』

このアルバムにはミシャとサブの他にもう一匹(!)共演者が登場する。コオロギである。コオロギはミシャのピアノに限って共演を買って出る。なに、サブのドラムが入ってくるとコオロギの声がマスキングされて聞こえないだけなのだが。

続きを読む
~No. 201音の見える風景 望月由美

Chapter7 ミシャ・メンゲルベルク

囲碁好きのミシャは、来日すると帰国の前日に、よく渋谷毅さんのところに電話がかかってくることがあったという。これから囲碁をやらないかという誘いだった。碁会所につめた二人は夜を徹して囲碁を打ったという。

続きを読む